陽光が似合う家ナチュラル空間に思い出を詰めて住まう

陽光が似合う家ナチュラル空間に
思い出を詰めて住まう

自然志向の明るい空間

「2階に家族それぞれの個室があるのですが、そこにはみんなほとんどいません。いつも1階に集まって過ごしていますね」

明るい南欧風の佇まい。陽だまりに建つ堀川邸は、夫、妻、ふたりの息子、ひとり娘の5人家族+猫3匹。1階のリビング&ダイニングに、いつもみんなが集う。

「3年半前に土地から購入しました。間取りも自分たちで考えて、こだわりたいところにはこだわって建てましたね」

リビングは吹き抜けが希望だったが、2階の部屋数を確保するために断念。その代わり天井を30センチ高くしてもらった。

「なるべく広い空間にしたいということと、珪藻土を塗ったり、梁を見せたりして、ナチュラルな感じを出すことが希望でした。梁は、施工会社の人に古民家を解体して出た資材を売っているお店に連れていってもらい選びました。ドアは別会社に依頼して選び、アンティークのステンドグラスをはめ込んでもらったんです」


ダイニングは、持っていたテーブルに合わせて広さを設定した。木の梁にシャンデリアが映える。

ダイニングは、持っていたテーブルに合わせて広さを設定した。木の梁にシャンデリアが映える。

アウトテリアもガーデンウィールなどのアンティーク雑貨で、こだわりのディスプレイ。

アウトテリアもガーデンウィールなどのアンティーク雑貨で、こだわりのディスプレイ。

廊下の壁面を家族のフォトフレームで飾る。床は無垢のパイン材を選択。

廊下の壁面を家族のフォトフレームで飾る。床は無垢のパイン材を選択。

梁に吊るしたオーナメントは100円ショップで。「吊るすことで空間に奥行きがでるんです」

梁に吊るしたオーナメントは100円ショップで。「吊るすことで空間に奥行きがでるんです」

色や形にこだわって選んだドアに、アンティークのステンドグラスをはめ込んでもらった。

色や形にこだわって選んだドアに、アンティークのステンドグラスをはめ込んでもらった。


1日を過ごすキッチン

広い空間に温かさが添えられているのは、妻・望美さんのこだわりとセンスによるもの。

「特にこだわりたかったのはキッチンです。私は1日を通してキッチンにいることが多いので」

自宅で料理教室を営む望美さん。教室のための仕込みをしたり、家族の食事を作ったり、キッチンは大切な仕事場である。そのため、使いやすさをいちばんに考えた。

「シンクやキッチン台はサイズに合うものを探し、台の上はタイル貼りのものを選びました。食器棚は造りつけで空間にぴったりと収まるように。お皿は取り出しやすくするため、縦に収納できるように考えました」

冷蔵庫上のデッドスペースも、ディスプレイに活用できるよう、棚を取りつけてもらった。昔使っていたサーモスのチェックの魔法瓶や、アンティークの雑貨などが飾られた、楽しいスペースとなっている。インテリア、雑貨にこだわる望美さんのブログを見て、家に興味を持って訪れる生徒さんも多いのだという。


くるみ割り人形、エッグスタンドなどが空きスペースを彩る。

くるみ割り人形、エッグスタンドなどが空きスペースを彩る。

オープンキッチンは、大きく開口部を設けて明るい造りに。

オープンキッチンは、大きく開口部を設けて明るい造りに。

ホーローのレードル(おたま)はフルーツポンチなどを出すときに使用。ホルダーはアンティークショップで購入。

ホーローのレードル(おたま)はフルーツポンチなどを出すときに使用。ホルダーはアンティークショップで購入。

造りつけのキッチンの棚。お皿やワイングラスは、取り出しやすいように考えた。

造りつけのキッチンの棚。お皿やワイングラスは、取り出しやすいように考えた。

ラムレーズン、果実酒などをつけて保存。

ラムレーズン、果実酒などをつけて保存。

クイジナートのフードプロセッサーなどの愛用品。あえて外に出してディスプレイを楽しんでいる。

クイジナートのフードプロセッサーなどの愛用品。あえて外に出してディスプレイを楽しんでいる。


好きな雑貨を飾り付け

「母の影響からか、雑貨や食器、インテリアなどが大好きで、収集癖があるんです(笑)」

その思いに火がついたのは、夫の転勤で過ごした2年間のアメリカ生活。

「向こうでは週末毎にアンティークタウンに家族で行っていましたね。高くて買えなかったものも、帰国前には思い切って買って帰りました」

アンティークの調理器具や時計、タイプライターなど、長年買い集めたものたちが、部屋中にあふれかえっている。


フランスのアンティークの棚が、シャビーな雰囲気を醸し出す。

フランスのアンティークの棚が、シャビーな雰囲気を醸し出す。
 

今年の干支に因んでダーラナホースを飾り付け。右手前は望美さんが焼いたクッキー。

今年の干支に因んでダーラナホースを飾り付け。右手前は望美さんが焼いたクッキー。

アンティークのオレンジ絞りにシュガーポット。料理教室用のアイランドに設置。

アンティークのオレンジ絞りにシュガーポット。料理教室用のアイランドに設置。

テレビボードの上。お菓子の家などで飾り付け。

テレビボードの上。お菓子の家などで飾り付け。

庭の植物も、見事に美しくディスプレイ。

庭の植物も、見事に美しくディスプレイ。

コンポストで堆肥を作る。望美さんの料理教室「choco ecoco」はエコを“ちょこっと”意識。

コンポストで堆肥を作る。望美さんの料理教室「choco ecoco」はエコを“ちょこっと”意識。

下駄箱もあえて低いものを取りつけ、ディスプレイスペースを設けた。「玄関は家の印象が決まる大切な場所ですから」

下駄箱もあえて低いものを取りつけ、ディスプレイスペースを設けた。「玄関は家の印象が決まる大切な場所ですから」

アンティークのシッカロールや、昔使った化粧品などを並べる。「シーズン毎にチェンジするのも楽しみです」

アンティークのシッカロールや、昔使った化粧品などを並べる。「シーズン毎にチェンジするのも楽しみです」

アメリカで入手したアンティークの時計。1台は海外出張の多い夫が過ごす現地の時間を把握するためのもの。

アメリカで入手したアンティークの時計。1台は海外出張の多い夫が過ごす現地の時間を把握するためのもの。

アメリカで買ったアンティークの秤。何気ない小物にもこだわりがある。

アメリカで買ったアンティークの秤。何気ない小物にもこだわりがある。

郵便局で使われていた引き出しを、小物入れに。

郵便局で使われていた引き出しを、小物入れに。

子供たちが幼い頃遊んだラジオフライヤーを使ってアレンジ。

子供たちが幼い頃遊んだラジオフライヤーを使ってアレンジ。

子供が愛用していた思い出の自転車。かごを鉢替わりにするアイデアが粋。

子供が愛用していた思い出の自転車。かごを鉢替わりにするアイデアが粋。


趣味を活かした生活の悦び

収集癖は食器にも及び、アンティークの棚には、ファイヤーキングやオールドパイレックスなどの食器の数々。

「ミルクガラスが昔から好きだったんです。1つ買ったら集めたくなるので我慢していたのですが、アメリカに行って火がついてしまいましたね。住んでいたニュージャージーの田舎では、とても安く手に入るんです。お店の人に“こんなのがいいの?”とか言われたりしていましたが(笑)」

この日、入れてくれたお茶のティーカップも、ファイヤーキングのミルクガラス。望美さんのこだわりが温かなおもてなしとなり、料理教室も大人気だ。

「教室を始めるために、夫が家を建てようと言ってくれたんです。以前は社宅だったのですが、今は好きなように家の中を変えられるので、楽しいですね」

望美さんの充足感が、家族の幸せを生み、みんなが集まる家となっているようだ。


ファイヤーキング、オールドパイレックスの食器コレクション。奥行きの浅い棚が重宝。

ファイヤーキング、オールドパイレックスの食器コレクション。奥行きの浅い棚が重宝。

やわらかな色合いのファイヤーキング。

やわらかな色合いのファイヤーキング。
 

こちらもファイヤーキング。ミルクガラスをこよなく愛す。

こちらもファイヤーキング。ミルクガラスをこよなく愛す。


長女・和歌菜ちゃん(8)とアメリカンショートヘアのアメリ。勉強をする時もここで。

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