Family
都心の2世帯・3階建2階LDKとつながる
アウトドアリビングを楽しむ
地震がきっかけで家づくりを決意
佐藤さんの家が建つのは、都心の地下鉄の駅から徒歩1分ほどの便利な場所。「私の両親との2世帯で暮らすこと、さらに車を3台駐車するスペースが必要なことから、ある程度まとまった土地を探していました」と話すのは夫の丈幸さん。土地を探す中で駅近のこの場所と出会い「ここなら子どもの学区も変わらない」と、家を建てることを決意した。
以前は、近くのマンションの13階に暮らしていた佐藤さん一家。いずれは丈幸さんのご両親との同居を考えていたところ、東日本大震災が起きたことをきっかけに土地探しをスタート。妻の匡世さんは「帰宅したら、本棚や食器棚が倒れ、何もかもが壊れていました。エレベーターも使えず大変な思いもしましたし、子どもたちのためにも戸建に暮らしたいと考えるようになったんです」と当時を振り返る。
2世帯住宅に強いヘーベルハウスを選ぶ
やはりご近所に暮らしていたご両親との二世帯住宅を建てるにあたり、ハウスメーカー数社の話を聞いたり、モデルハウスを見たりと、家づくりについて研究を重ねた。「その中で、耐震面で安心できること、さらに2世帯住宅に関して多彩なパターンをもっていることから、ヘーベルハウスを選びました」(丈幸さん)。
さまざまなパターンを検討した上で、1階が親世帯、2・3階が子世帯という完全分離型の2世帯住宅を選択。「ヘーベルハウスは、親世帯の1階にゆとりのある間取りを提案してくれたのもよかったです」。子世帯にはホームエレベーターを設置するなど、将来にわたってフレキシブルに対応できるよう配慮している。
半戸外空間がもたらすくつろぎ
子世帯の玄関は1階。階段を上がると、大きなバルコニーを中心にL字型にリビングとダイニング・スタディルームが配された広々とした空間が広がる。外観からは想像できない開放感あふれるこの2階が、家族の暮らしの中心だ。「バルコニーとダイニングのつながりは、新宿のモデルハウスを参考にお願いしました」(匡世さん)。
広さ20畳ほどもあるバルコニーは、高い壁で囲まれているため、周囲からの視線を気にせずにのびのびとくつろぐことができる。バーベキューをしたり、夏はビニールプールを出して水遊びをしたりといった楽しみはもちろんのこと、ただ眺めているだけでもゆったりとした気持ちになり、リラックスできるそうだ。
お客様にも好評だそうで、多い時には50人ほどが集まったことも。「もともと人を招くことが多かったのですが、この家になって、より機会が増えました」。
ダイニングの隣には、子どもたちのためのスタディルームを設けている。「私も仕事をしているので、子どもとできるだけ一緒にいたいと思い、いつも家族の気配を感じられる間取りにしました。帰宅してキッチンで夕食をつくるときも、子どもたちの様子がわかるのがいいですね」(匡世さん)。
「わが家が一番」と思える幸せ
一方でリビングは、ダイニングとは離れた位置に配し、落ち着つける空間に。「生活動線上にリビングを配さないことで、ゆったりと寛げるようにしたかったんです」。リビングには90インチのスクリーンを備えたホームシアターを設け、映画鑑賞を楽しんでいる。
戸建てに暮らすようになって、暮らしが大きく変わったという佐藤さん夫妻。「マンションに住んでいたときと比べると、地域のつながりが感じられるようになりました。ご近所の方に助けられる部分も多いです」と匡世さん。「両親が同じ敷地に住んでいてくれるのも、子育てするには心強いです」。
「家にいて、心からリラックスできるようになりました。休日の朝、ダイニングからバルコニーと青空を眺めていると、家を建てて良かったなと思います」(丈幸さん)。