Outdoor
PLAY! OUTDOOR LIVING REFRESHING & CREATIVITY
気分転換できるモノ作り空間
カリフォルニアを愛するアーティスト
トレーシー・ウィルキンソンさんのモノ作りスペース
LAで陶芸家、アーティストとして活躍するトレーシー・ウィルキンソンさん、1946年に建てられたタイル職人の家に惚れ込み、元のオーナーから引き継いだのが2011年。カーペットだった床をフローリングに張り替えた以外は昔の状態をいまに残している。外の階段を上ると見えてくる玄関先には陶器に入れた植物が置かれ、タイルだけでは殺風景になりがちな場所にトレイシーさんらしいエッセンスを加えている。玄関を開けると真正面にアウトドアスペースにつながる大きな窓があり、その先にはサンアントニオ山をバックにした広大な景色が広がる。
アウトドアスペースで愛犬のブラウニーと過ごすことこそトレイシーさんにとって心落ち着く時間。趣味のハイキングにはこの山にあるスイッツァー・フォールズトレイルに出掛ける。「この景色がインスピレーションの源なの。モノ作りにおいても素晴らしい景色を見ながらイメージを膨らませるのは大切だと思う」。季節が変わり冬を迎えれば近くで拾い集めた切り株に座ってファイアープレイスで焚き火を眺める。冬の短いロサンゼルスなりに季節にあったアウトドアスペースを楽しんでいるようだ。
形の異なる、陶器に合わせて縄を編み込む作業は根気がいる。作業の合間に本を読んだり景色を眺めたり、愛犬と遊んだり。日々の暮らしから生まれる作品こそ彼女にしか作れない唯一無二のものに違いない。
トレーシーさんの職住一体のアトリエ空間を
ヘーベルハウスの「そらのま」で再現!
2階リビングの天井を外に向かって開くという発想で生まれた「そらのま」。四方を壁に囲まれていながらも、心地よい外からの光や風を取り込めるため、オープン性とプライベート性の両方を兼ね備えている。トレイシーさんのライフスタイルを参考に、「そらのま」を職住一体のアトリエ空間に。2階リビングの延長として外とゆるやかにつながるため、プライベートも確保できて制作にも集中できる。手前をアトリエ、奥をリラックススペースと区分けして、作業の最中に気軽に休息できるのがポイント。汚れを気にせずに作業できるのもアウトドアリビングならでは。
POINT 1&2
ウッドベンチを仕切りに、ワークシェルフに道具をまとめる
ウッドベンチをディスプレイラック代わりに使って、お気に入りのボウルやインテリアプランツをレイアウト。細長くて背の低いベンチがアトリエとリラックススペースをゆるやかに仕切り、頭の切り替えを助けてくれる。制作がひと段落したら、奥のソファでコーヒーを飲みながら一休みするのもいい。
ウッド&スチールのワークシェルフに、作業道具や世界各地で買い集めてきた小物たちをディスプレイ。リビングに置くには背の高いシェルフでも「そらのま」ならちょうどいいサイズ。見せる収納を心がければ、インテリアの一部としても活用でき、インスピレーションの源にもなってくれる。
POINT 3
すだれを使って直射日光をよける
すだれでほどよく日光を遮れば、太陽の機嫌にかかわらず居心地のいいアウトドアリビングになる。葦簀の隙間から差し込む日差しが陰影を生み、まるで木漏れ日の下で過ごすような気持ちよさ。必要のないときは、くるくると丸めて屋上に置いておけば邪魔にもならず「そらのま」全体に光が降り注ぐ。
POINT 4
広々としたスペースを分割して利用する
ウッドベンチをパーテーションにして、アトリエとリラックススペースのラグを敷き分ければ、住み分けがより明確になる。アトリエは汚れても風合いになるサイザル麻のラグを敷き、リラックススペースは色褪せて優しげなキリムラグ。どちらも足の裏から伝わる感触が心地いい。
ベランダをマルチに使える空間へ
スタイリストのアドバイス
ベランダガーデニングやセカンドリビング、アトリエとしても活用できるように家具をレイアウト。広い空間がマルチな活躍を可能にします。大きく開かれた天井の一部をすだれで覆って日の当たる場所と、ほどよく遮られた場所を作りました。また、大きめのひさしを備えているので、多少の雨風なら気にならずに制作道具を保管できます。
堅牢な住宅づくりが可能にした
外と中がゆるやかにつながる家
へーベルハウスならではの堅牢な住宅づくりを活かし、屋上やルーフバルコニー、テラスを日々の暮らしの舞台として積極的に活用するライフスタイルを提案。開口部を広く取ることができ、防水性にも優れた住宅メーカーだからこそ実現可能な3種類のアウトドアリビングが存在する。