Column
春のモダン和菓子2HIGASHIYA GINZAの
“美”の世界観を味わう
洗練された“わびさび”の文化を肩肘張らず手軽に楽しめる「HIGASHIYA GINZA」。季節の生菓子をはじめとした菓子類のほか、オリジナルの器などを取り揃えている。期間限定のお菓子は毎シーズンチェックしたくなる、芸術性も兼ね備えた逸品だ。
上質な空間がもたらす、
現代の感性と和の見事な融合
銀座1丁目の商業ビルの2階に店舗を構える「HIGASHIYA GINZA」は、さながら隠れ家のようだ。外には大きな看板も出ておらず、ごく控えめな佇まいだが、エレベーターを降りてすぐ、見事にコーディネートされたエントランスが出迎えてくれるのはちょっとしたサプライズでもある。
HIGASHIYA は、2009年に銀座店をオープン。現在はその他にも、南青山の「HIGASHIYA man」とオンラインショップで展開をしている。
エントランスそばでは、オリジナルブランド「Sゝゝ[エス]」の湯呑みや茶器、菓子皿などを販売している。シンプルで機能的な器は、普段使いはもちろん、ギフトでも喜ばれそう。
その奥には対面式カウンターの菓子売り場が。
干した果実や木の実を間食にしたことに由来し、古くは菓子を“果子”と呼んだ。HIGASHIYAでも原点に想いを馳せて菓子を“果子”と呼んでおり、木の実のように丸くコロンとした小さめのサイズの「ひと口果子」は看板商品となっている。
干した果実や木の実を間食にしたことに由来し、古くは菓子を“果子”と呼んだ。HIGASHIYAでも原点に想いを馳せて菓子を“果子”と呼んでおり、木の実のように丸くコロンとした小さめのサイズの「ひと口果子」は看板商品となっている。
日本が誇る菓子の文化を、現代の暮らしに馴染む“ちょうどいい”存在にしたい。季節感や旬の意味合いを大切にしながら、毎日でも食べられるデイリーユースな和菓子をつくりたい。そんな想いを込め、日々の菓子屋=“日果子屋”、ヒガシヤと名付けたのだという。生菓子の他にも、カステラやおこし、スティックタイプのもなかなどは、パッケージや熨斗などのデザインも秀逸。贈られた人の笑顔が見えるギフトになりそうだ。
そして菓子のカウンターの先、店の一番奥に茶房がある。
40席ほどの茶房では、現代の“日本のティーサロン”としてこれまでにないお茶の愉しみを知ることができる。お茶や甘味はもちろんのこと、お酒や食事も用意されている。茶房で使用されている器は、先に紹介したエントランス前でも販売しており、お茶のあとに気に入って購入していくお客さんも多いのだという。
40席ほどの茶房では、現代の“日本のティーサロン”としてこれまでにないお茶の愉しみを知ることができる。お茶や甘味はもちろんのこと、お酒や食事も用意されている。茶房で使用されている器は、先に紹介したエントランス前でも販売しており、お茶のあとに気に入って購入していくお客さんも多いのだという。
見渡すと、木、土、そして銅と、店内で使用されている素材はさまざま。日本文化の多くは、古くから自然との共存の中で育まれてきたものであり、そうした要素を空間にも取り入れているのだという。無垢、白、えんじと落ち着いた色あいの家具や什器が静謐な雰囲気を醸し出す。ついつい長居したくなる居心地の良さで、銀座の雑踏を忘れられるオアシスとして今後も重宝されるだろう。
information
HIGASHIYA GINZA
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2F
Tel 売店 03-3538-3230/茶房 03-3538-3240
営業時間 売店 11:00~19:00/茶房 11:00~22:00(21:00ラストオーダー)
日曜・祝日 11:00~19:00(18:00ラストオーダー)
月曜定休日(祝日の場合は営業・翌火曜日休)
HIGASHIYA GINZA
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2F
Tel 売店 03-3538-3230/茶房 03-3538-3240
営業時間 売店 11:00~19:00/茶房 11:00~22:00(21:00ラストオーダー)
日曜・祝日 11:00~19:00(18:00ラストオーダー)
月曜定休日(祝日の場合は営業・翌火曜日休)