KITTE後編は、地域発のアイデアあふれるデザイン雑貨を紹介する。<Feel Japan>をコンセプトに掲げるKITTEでは、日本の古き良きもの、地元で愛される銘品を扱うショップが揃っている。そのなかでも、地方でブランドを立ち上げ、地方に本店を構えているという共通点がある、「Floyd」、「Hacoa」、「nugoo 拭う鎌倉」の3店に注目。それぞれの個性が光る品揃えだ。
Floyd
静岡県に本店を構えるFloydはブランドとしての歴史は浅いものの、MoMA(ニューヨーク近代美術館)や新国立美術館のミュージアムショップなど国内外にクライアントを抱えるプロダクトレーベルだ。その東京初直営店がKITTEに登場。
代表作の「Cup Ring」のほか、富士山をモチーフにしたアイテムも豊富に揃えている。どれもクスッと笑ってしまうような、あるいは思わず唸ってしまうようなアイデア商品で幅広い年齢層に受けている。
Hacoa
深呼吸したくなるような木のぬくもりに包まれたHacoaの店内。ものづくりの街・福井県鯖江市から誕生したHacoaは、2001年に誕生した山口工芸のオリジナル木工ブランド。木目の美しさを活かしたプロダクトで人気となり、KITTEに都内2店舗目となるショップを構えた。
器や箸などの定番の木製キッチングッズはもちろん、疲れたビジネスマンを癒すステーショナリーや、パソコン周りのアイテムが評判だ。日常で目にしたり手にするものだからこそ上質なものを選びたい、個性的な日用品が欲しいという人にオススメしたいショップだ。
nugoo 拭う鎌倉
手ぬぐいや風呂敷を日常的に使うとなると、少々ハードルが高いもの。しかし、nugooの手ぬぐいは普段使いしたくなるバリエーションの豊かさで、あれもこれもと何枚も求める人が多いのだと言う。
鎌倉に2店舗を構えるnogooでは、伝統的な「注染(ちゅうせん)」の製法は守りつつ、まるで絵画のような文様や絵柄を多数そろえ、手ぬぐいのイメージを革新する。手ぬぐいは、吸水性に優れており、更に切りっぱなしのためほこりがたまりにくく乾きが早いという利点を持つ。また、拭う・包む・縛る・飾る、と用途はさまざま。その万能さは何ものにも代え難い。KITTE限定柄の手ぬぐいと風呂敷は特に人気が高いそうなのでチェックしておきたい。
Information
KITTE
東京都千代田区丸の内2-7-2
JR東京駅丸の内南口より徒歩1分
休業日 1月1日および法定点検日
営業時間
物販 11:00~21:00 (日曜・祝日に限り11:00~20:00)
飲食 11:00~23:00 (日曜・祝日に限り11:00~22:00)
※一部店舗により異なる
<KITTE夏のイベント>
8/12(月)〜9/1(日)「藤子・F・不二雄 生誕80周年記念イベント at KITTE」
期間中、「ドラえもん」、「パーマン」、「オバケのQ太郎」、「キテレツ大百科」といった数多くの藤子・F・不二雄の代表作品をKITTE 1Fアトリウムにて空中アートとして展示。B1F地下広場にてFキャラクター&名セリフコーナーとしてドラえもん誕生秘話などを展開する。
※価格はすべて税込