Fashion
T shirts-1土曜日は白Tに出会いに。
「#FFFFFFT SENDAGAYA」
今年4月、白い無地のTシャツだけを取り扱う専門店「#FFFFFFT SENDAGAYA(シロティ センダガヤ)」がオープンした。店内には、厳選された国内外ブランドの白Tが20〜30種類並ぶ。デザイン、色、素材などそれぞれの違いを見比べながら、「自分の1枚」に出会うことができるユニークなショップだ。
世界初の白T専門店
今年4月にオープンした「#FFFFFFT SENDAGAYA」(#FFFFFFはカラーコードで「白」。これにTを合わせて「シロティ」と読む))。ここで取り扱っているのは国内外、有名無名問わずに厳選された、白い無地Tシャツ(=白 T)のみ。このユニークなショップを立ち上げた、“白Tハンター”の夏目拓也さん、店主の華さんは揃って大の白T好き。いろいろなブランドの白 Tをハントするのがライフワークで、これまでに集めた数は優に100を超えるという。白Tはシンプルなアイテムだからこそ、生地や縫製、素材、デザインなどで驚くほど表情が変わる。「アイテムとしては普遍的なのに、ほんの少しの違いがそれぞれの個性であり、着る人や合わせるアイテムなどでガラリと印象も変わる。それが最大の魅力です」と話す。ワインやコーヒーをテイスティングするように、たくさんのアイテムを直接見て、触って、比べることができる店があれば、という二人の純粋な想いから、ショップをオープンさせるに至った。
白Tの聖地を目指す
営業は毎週土曜日のみ。店が開く12時頃から店の前には人がポツポツと集まりだし、しばらくすると行列ができ始める。訪れる客層は若い世代から大人までと幅広い。また、日本人だけでなく、台湾、上海、香港などアジア圏の外国人も少なくない。このように客層が幅広いことに対して夏目さんは「性別・年齢・国籍関係なく、『白T一枚にきちんとこだわりたい』という本物志向のお客様が多いですね」と語る。
店舗はもともとガレージだった場所を改装した。訪れる人にとって白Tのテイスティングに集中できるよう、店づくりは極限までシンプルに仕上げることを重視したという。店内は決して広いとは言えないが、ある程度の人数に入場を制限することで、1人1人がじっくりと白Tを選ぶことができる、理想的な空間が保たれている。
何度来ても新しい出会いがある
店頭に並ぶ白Tは常時20〜30種類だが、毎週一部のラインナップを入れ替えている。定番で人気のものは比較的長く取り扱うが、基本的には在庫がなくなれば、新たな白Tが並ぶ仕組み。ショップオープンから4ヶ月ほどであるにもかかわらず、既に、毎週のように足を運ぶ常連客もいる。そうした人たちのためにも新たな出会いを提供したいと話す。もちろん、白Tであればなんでもいい、というわけではない。ここでセレクトされるものは白Tラバーの夏目さんたちが「自分たちが着たいと思えるもの」が前提だ。素材や縫製、着心地など納得できるもの、そして価格とのバランスがとれていることも大事という。最近では、ブランド側から直々に取り扱ってほしいという提案もある。自分たちが着たいというものであれば、新しいブランドでも積極的に取り扱い、訪れる人にとってここにしかない出会いや体験を提供したいと話す。今後も大勢の白Tラバーが詰めかけそうだ。
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-3-5 1F
電話番号:03-6804-5746
営業:毎週土曜日のみ
営業時間:12時〜19時
営業日程の詳細は公式HP、Facebookページにて確認を。