Interior
木の器 −1−木目が生み出す
美しいカタチのウッドプレート
美しい木目、木の香り、木肌のやさしさ、滑らかな手触りが感じられる木の器。前編ではさまざまな樹種の木製プレートに注目。木工作家アキヒロジンによる陰影が美しいケヤキの皿、柴田慶信商店の曲げわっぱの技法を生かしてつくられた秋田杉のパン皿、日本の上質なナラ材を使用したウッドプレート、ランドスケーププロダクツオリジナルのメープルのウッドプレート、柳宗理デザインのブナのウッドプレート、センの木をつくられたシャーレ型の木の器など、木のぬくもりと繊細な木目が美しいウッドプレートを紹介する。
《アキヒロジン Wooden Plate》
静かな存在感を放つ木製プレートは、鹿児島を拠点に活動する木工作家アキヒロジンによる作品。クスノキを手削りによって仕上げた器は、なめらかに整えられた部分と味のある削りの表情のバランスが絶妙。盛り付ける料理や、使う時間、置く場所によって削り部分の陰影が変化し、さまざまな表情を楽しませてくれる。オーナー独自の審美眼によって日本のいいものが集められた金沢のセレクトショップniguramu(にぐらむ)によるセレクト。
《柴田慶信商店 パン皿》
秋田の伝統工芸品、大館曲げわっぱの技法を生かしてつくられたパン皿。秋田杉の柾目の部分を使い、無塗装で白木のまま仕上げられるため、ごはんをおいしくすることで知られるおひつ同様、秋田杉の吸湿性、芳香により、盛った料理をおいしくしてくれる。柴田慶信商店は、樹齢200年以上の天然の秋田杉を用いた伝統ある曲げものの制作を行う工房。製品は時間のかかる多くの工程を一つ一つ手仕事でつくられるため希少性が高く、入手困難と言われている。
《SOLID》
日本の上質なナラ材を使用したウッドプレート。美しい木目、落ち着いた色合い、温かみのある木肌と堅牢さを持ち合わせた木の魅力を存分に楽しめる器。エッジを活かしたシャープなフォルムなのでテーブルコーディネイトしやすく、料理も引き立つ。amabro(アマブロ)は、古き良き日本の伝統あるアートを現代生活に気軽に取り入れることを提案するブランド。
《Wooden Plate》
ランドスケーププロダクツオリジナルのウッドプレート。メープル材のきめ細かな美しい木目とミニマルなフォルムが魅力。使い勝手のよい3サイズ展開なので、お茶菓子からサラダ、パスタなど、和洋中問わず幅広く使用できる。表面はオイル仕上げが施されているので手入れもしやすい。
《柳宗理 Wood Plate》
柳宗理デザインのウッドプレート。やわらかい曲線を描く洗練されたフォルムと、ブナ材の木目が魅力。小ぶりなサイズなのでお茶受けにぴったり。柳宗理は、日本のモダンデザインを牽引したインダストリアルデザイナーで、道具として使うことの本質を追求した「用の美」を信念にものづくりをした。
《KAMI Schale》
紙のように薄く仕上げられたシャーレ型の木の器。旭川の木工作家・高橋秀寿が北海道産のセンの木をロクロで挽いて、約2mmの厚さで仕上げたもの。白い木肌と滑らかな手触り、シャープなフォルムが魅力。小皿やコースター、文具、アクセサリー入れなどテーブルのアクセントにオススメ。3サイズの入れ子式で、使わないときはコンパクトにまとめられる。デザインはOji & Designの大治将典。
shop list
amabro 03-5457-1210
cotogoto 03-3318-0313
designshop 03-5791-9790
niguramu 0766-63-6318
Playmountain 03-5775-6747
商品価格は、消費税別の本体価格です。