Style of Life
葉山の絶景を楽しむシンプルな箱を
自分流に変化させて住む
家は、四角い箱のようなカタチ。
「シンプルな家にしたいと思いました。きっと好きなものは変わっていくだろうから、その時の好みのスタイルに変えられるようにしておきたかったんです」
家の中はバス・トイレの扉を除けば仕切りがなく、収納スペースも作っていない。
「洋服は見えるところに置いておきたいので、収納は一切ないです。今、木の箱にキャスターをつけて並べて、見える収納を作ろうかなと思っているところです」と玲子さん。辰徳さんも、「2階の天井が高いので、僕はロフトを作ろうと考えてます」と、改造プランを練っている。そんなお楽しみも、変化に対応できるシンプルな家だからこそ可能なのだ。
玄関はリビングの一部
家を探していることを知人に相談したら、紹介されたのがエンジョイワークスだったそう。湘南の不動産に強いエンジョイワークスが、ここの土地も見つけてくれて、併せて提案されたのが『スケルトンハウス』だったのだそうだ。
「この眺望や環境ももちろんですが、なにより『スケルトンハウス』という、僕たちの希望をズバリかなえてくれるアイディアに惹かれて購入を決断しました。家の外側はしっかり造り、内側は自分たちでやっていいというスタイルなんです」
たとえば風呂場は、ユニットバスが玲子さんの父の関係で安く手に入ったのでそれを使ったのだとか。そんな自由もきくのだそう。
床や壁の材料、窓や階段の位置も自分たちで決めた。
「玄関や廊下を作るとスペースがもったいないと思っていたので、この家には両方ありません(笑)。床にタイルを敷いているあたりがなんとなく玄関ですが、リビングでもあります。玄関ドアを開けて家の中に入ると、風呂場までタイルのスペースが続いているので、散歩から帰ってきた犬は風呂場に直行できます。僕もサッカーから帰ったドロドロの服のまま直行します(笑)」
「実はこのカウンター、ステンレスではなくアルミ素材なんです。素材を変えてさらにリーズナブルになりました。傷はつきやすいのですが、それがいい味になっていくと思います」
昨年の6月に竣工し、夏と冬を経験した。
「『スケルトンハウス』は全館空調システムになっているのですが、夏は窓を開ければ冷房は要らなかったです。冬は1階の床暖房をつければよいとのことでしたが、暖房しなくても過ごせるほど快適でした」
まだ庭には手をつけていない。
「傾斜があるので段をつけることになるとは思うのですが、僕は庭でサッカーがしたいので、段をつけずになんとか広い面を確保できないか考えている最中です」
家の中も庭も、渡部家のお楽しみはまだまだ続くようだ。