Interior
indoor green -2-空間に広がりをもたらす
Green wall & Green hanging

パトリック・ブランを代表とする壁面緑化や屋上緑化ブームの流れから、室内でも壁や天井が緑でデザインされるようになってきた。壁や床の利用は小スペースでも緑のある暮らしを可能にし、また、壁が緑で覆われた室内は、まるで自然の中にいるような感覚にさせてくれる。今回は、宙に浮く植物や、絵画のように壁を飾る緑など、自由な発想でうまれたグリーンインテリアに注目して紹介する。
《blow drop glass vase》

前回紹介したガラスベース“blow”シリーズのハンギングタイプ。こちらも職人による手吹きガラスの花器で、細いスチールのフレームで支えられている。底のコルク栓を抜いて排水する仕組みで、フラワーアレンジを崩さずに水の入れ替えができるのも嬉しい。上の“blow drop glass vase”は“しずく”をイメージして作られたもので、ガラスの開口部が狭く、背の高い植物を活けるのに向く。右の“blow pour glass vase”は開口が広いデザインで花を浮かべたりするアレンジにも良い。
下から見上げても美しく見えるようにデザインされた花器で、植物のある空間がますます楽しくなりそうだ。

《sky planter》

ニュージーランドのデザイナー、パトリック・モリスによって考案された“スカイプランター”は、足元にあるべき植物を真っ逆さまにして吊るしたユニークなプランター。宙に浮かぶ植物は、まるで頭上に庭があるような不思議な感覚させてくれる。さらに、テラコッタのポットを内蔵した画期的な給水方法で、水やりは週に1〜2回程度でよい。

《hanging planter》

ステンレスのポットとハンギングのセット“Cara rocking”は、内装、インスタレーション、プロダクト等を手がける設計事務所、マイナーポエトによるデザイン。無駄な部材を使わずにポットを支えるスマートなデザインで2サイズ展開。左はポットを両脇に2つセットしてロープなどで吊るすタイプ。右は“カラピナ”という登山などで使われる一部が開閉できる環の仕組みで、縦に連ねるタイプ。植物のアレンジ次第でユニークな空間が作れそうだ。Cara rocking参考映像はこちら。
《moss frame》


ウォルナットの無垢材フレームに、プリザーブド加工した苔とドライ植物をコーディネイトした“グリーンフレーム”は、天然のグリーンならではの繊細さを保ちながら、水やりなどのメンテナンスが不要で、手軽にグリーンを壁にレイアウトできる新しいスタイル。3種類のサイズ展開で、壁に掛けたり、棚に置いたり、絵画のようにグリーンを飾って楽しむことができる新感覚のフレームだ。
《art frame》

“大自然をアートとして飾る”をコンセプトに開発された壁掛けフレームは、上質なオーク無垢材を手作業で丁寧に仕上げている。専用プランターを使えば植物のアレンジは自由自在で、お気に入りの自然をすぐそばに置いて、共に暮らすことができる。リビングに飾りたい大きなものから、テーブルや本棚に置ける小さなサイズまで展開。水やりは週に1回程度、太陽光が当たらなくても蛍光灯の光で十分だ。
《botanical frame》

バリエーション豊かなフレームカラーと多彩な植栽パターンからお気に入りのグリーンフレームを見つけ、絵画のようにグリーンを飾る。緑をインテリアとして提案している「ミドリエデザイン」は、土に代わる軽量で吸水性抜群な新素材“パフカル”を使用している。水をいっぱいに満たしても1kg程度なので、飾る場所を選ばず自由にレイアウトできる。壁いっぱいに並べてレイアウトしたり、1つだけポイントで飾ってみたり、アイデア次第で楽しいindoor green wallが実現しそうだ。
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