Design
ランドスケーププロダクツ —2—都会の喧噪を忘れ、
Tas Yardでちょっとひと息
ランドスケーププロダクツがプロデュースする「庭と喫茶」をテーマとした「Tas Yard」
1滴1滴をネルドリップ方式で抽出したコーヒーを中心に、Tas Yardが提案するのは、正しくおいしいフードメニュー。本年5月末にオープンした食のセレクトショップ「GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODS SHOP」も要チェックだ。
Tas Yardで過ごす、思い思いの時間。
Tas Yardは独特な時間が流れる。JRの駅から若干離れており、さらに明治通りから道を一本隔てているためか人通りも多くなく、静かな印象だ。ゆっくり棚の商品を見るもよし、コーヒー片手に読書をするもよし、待ち合わせに使うもよし。お客さんは思い思いにTas Yardを利用している。ゴテゴテとした装飾もなく、穏やかな色の椅子と木のテーブルが整然と並ぶシンプルな店内。2004年のオープンから、少しずつ少しずつインテリアを代えながらも、ランドスケーププロダクツ代表の中原慎一郎さんの視点で心地よい空間に編集されている。
旅先で出会ったものを共有する。
中原さんをはじめ、ランドスケーププロダクツのスタッフは全国北から南へ飛びまわっている。時には海外にも。「出張先や旅先で出会った“GOOD”なものを共有したい」という想いで始めたのが、食のセレクトショップ「GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODS SHOP」だ。
「食」という背景にたくさんの人が関わっていること、そしてその人達と距離は遠くとも、良きNEIGHBORSとしての付き合いをしながら、その食材を紹介していく。それがGOOD NEIGHBORS’ FINE FOODSの目指すことだという。そして、本年5月末には商材を一同に集めたGOOD NEIGHBORS’ FINE FOODS SHOPをオープンした。食への造詣が深く、良いものはないかと常にアンテナを張っている中原さんたちの“これ!”というセレクトは見逃せない。
売りきれ御免。採れたて野菜が並ぶ日曜日。
毎週日曜日の朝に仕入れられる野菜たち。今はフードメニューにも使用されている埼玉県小川町で無農薬野菜を作る「べじたべり」から仕入れたものや高知の「ベジコファーム」の野菜が多いのだという。レタス、わさび菜、ルッコラ、キャベツなど、みずみずしい野菜が並ぶ。「葉の柔らかさ、食感が違う!」と話すのは、店長の成田玄太さん。取材は火曜日だったが、ご覧のとおり品薄。その週によって仕入れの種類も違うので日曜日早めに行って品定めするのが◎。
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-3-14 メゾンブランシュ101
TEL 03-3470-3940
営業時間 11:00~20:00
定休日 無休