Fashion
モダン・ブリティッシュ・スタイル -1-国内初の旗艦店
MACKINTOSH 青山店オープン!
英国を代表するアウターウエアブランド、「MACKINTOSH」の日本初の旗艦店が南青山にオープンした。ロンドンの高級住宅地であるメイフェアの旗艦店に次ぐ世界で2番目のストアとなる。
マッキントッシュのアイデンティティを表現したクラシックでありながらモダンな店内は、1階がウイメンズで、2階がメンズ。ブランドを象徴するゴム引きコートをはじめ、ダッフルコートやキルティングコートなどフルコレクションが一堂に揃い、さらにカプセルコレクションである「104 MACKINTOSH」も展開する。また、2階メンズフロアにはゴム引きコートの製作工程で使用される道具や、ブランドの歴史と伝統を伝える博物館級のレアな逸品の数々が展示されて、マッキントッシュの世界感を余すことなく体感できる。インテリアデザインは1号店のロンドンストアも手掛けたワンダーウォールの片山正通氏によるものだ。
伝統とモダンが融合した空間
モールディングを施した白塗装の壁と天井にヘリンボーン張りの床が印象的なクラシカルな空間に、真鍮のモダンなフォルムの什器が馴染むウイメンズフロア。美しいカーブを描く階段を上がると、重厚感のあるメンズフロア。マッキントッシュのグラスゴーにあるファクトリーをイメージしたウッドとアイアンの天井に、黒く塗られた床が空間を引き締め、中央にゆったりと置かれたソファがサロンのような雰囲気を醸し出している(動画“片山正通氏が案内するMACKINTOSH AOYAMA STORE”が10月にマッキントッシュ公式HPにて配信予定)。
104 MACKINTOSH
英国のオーセンティックなアウターをゴム引きコートで再構築したコレクション「104MACKINTOSH(ワン・オー・フォー・マッキントッシュ)」は、ロンドンストアのアドレス“104 Mount Street”から名付けられたコレクション。3シーズン目となる今季は“ホースライディングコート”に注目し、乗馬の伝統柄であるニューマーケット柄(ブラック×レッド×イエロー)のウールブランケットライナー付きモデルが登場。
老舗の伝統と技術
1823年、チャールズ・マッキントッシュによりゴム引きのマッキントッシュクロスが発明された。当時、雨をしのぐにはキャンバス地に油を塗り撥水性を高めた程度の防水布しかなかったため、防水性に富んだマッキントッシュクロスの登場は雨の多い英国で大きな衝撃を与えた。 まだ馬車が街を行き交っていた時代に生まれたゴム引きコートは、英国上流階級の人々の間で乗馬用コートとして人気を博し、その実用性の高さから英国陸軍や英国国有鉄道で採用された。
マッキントッシュのゴム引きコートは今も当時の製法のまま、職人の手仕事で、ひとつひとつ丁寧に作られている。完全防水にするためにコートの縫い目の裏に同色の防水テープを貼る。この工程は職人が指に特殊な接着剤を取り、伸ばして、テープを貼り、ローラーをかけ、乾かすというプロセスを繰り返して行われる。旗艦店では稀少なアーカイブアイテムや職人が使用している道具が展示されている。
Classic & Contemporary
マッキントッシュが持つ独特の匂い、風合い、素材感は本物を愛する人々を魅了し、世界中で支持され続けている。近年、ゴム引きコートはさまざまな素材や色、柄が取り入れられたり、モダンなフォルムの新しいモデルも登場している。また英国の洋服の歴史を反映したトレンチコート、ダッフルコートなどもマッキントッシュの解釈で再構築するなど、歴史や伝統を守りながら、現代風に洗練されたモダンブリティッシュを体感させるブランドとして確立した・・・マッキントッシュの美意識を一言で表すと“Classic & Contemporary”だ。
マッキントッシュ青山店
東京都港区南青山5-3-20
03-6418-5711
営業時間/11:00~20:00
定休日/月曜
※祝日の場合は翌火曜日
マッキントッシュ ジャパン
03-3589-0260
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