Interior
wood chair -2- 美しい木目を引き立てる
バイカラー&異素材ミックスチェア
ウッドチェア後編では、バイカラーや異素材の組み合わせに注目。ウッドとスチールを組み合わせたジャン・プルーヴェの代表作「スタンダードチェア」、コンスタンチン・グルチッチデザインのウッドとカラープラスチックという異素材を組み合わせたアームチェア「モンツァ」、ミッドセンチュリーを代表する「イームズシェルチェア」の木製タイプ、無垢のブナ材にチョコレートディップのようなペイントを施した曲げ木チェア、木目の座面にモノトーンのフレームが効いたモダンなウッドチェアなど、あたたかな印象の木目に、色や異素材のスパイスを効かせたウッドチェアを紹介する。
《Standard Chair》
20世紀を代表するフランス人デザイナーJean Prouve(ジャン・プルーヴェ)の代表作「Standard Chair」。オーク材プライウッドの背と座面に、特徴的なフォルムのスチールの脚。無駄のないシンプルな構造でつくられた“スタンダード”の名にふさわしい名作チェア。カラフルなスチールレッグが、木の自然な色を際立たせている。
《MONZA》
Konstantin Grcic(コンスタンチン・グルチッチ)がデザインした「 Monza(モンツァ)」は、ウッドとカラープラスチックという異素材を組み合わせたアームチェア。ゆるやかなカーブを描く一体型の背とアームが印象的なミニマルなデザインで、スタッキングしても美しい。 PLANK(プランク)は、1893年の創業以来、最先端のモダンデザインを発信し続けているイタリアの老舗家具メーカー。
《Eames Molded Wood Chair Wood Dowel Base》
ミッドセンチュリーを代表する「イームズシェルチェア」の木製タイプが、Herman Miller(ハーマンミラー)社より、ついに発売。イームズ夫妻が、シェルチェアをデザインした当初から試みていた、ウッドで背と座が一体となった快適な座り心地の椅子が、現代の3D成型技術によって完成した。木目の美しいサントスパリサンダーにメイプルレッグ、深みのあるウォルナットにエボニーレッグ、ホワイトアッシュにエボニーレッグが効いたモノトーンのモダンなモデルなど、組み合わせ次第で木目の美しいグラデーションが楽しめる。
《BEETLE CHAIR》
「BEETLE(ビートル)」は、イギリスに古くから伝わるウィンザーチェアをもとに、日本の民芸椅子のフォルムを新しい解釈で再構築したチェアで、ノスタルジックかつモダンな雰囲気。ナチュラルカラーの座面に、ブラック、ホワイトに塗装されたフレームとのコントラストが潔い。2000年に林裕輔氏と安西葉子氏の恊働でスタートした、デザインスタジオDRILL DESIGN(ドリルデザイン)によるデザイン。
《No.500EB》
100年以上の歴史を誇る曲げ木家具メーカー秋田木工のアーカイブを、世界が注目するデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏がリデザインしたモデル。伝統的なウィンザースタイルの椅子から、余分なパーツを取り除いたシンプルなフォルムで、チョコレートディップのように施されたカラー塗装部分が、テーブル面から上に顔を出す仕掛けのデザイン。EDITION BLUE(エディションブルー)は、nendoとIDC OTSUKAのコラボレーションによって今春スタートした北欧テイストのセレクトショップ。
shop list
hhstyle.com 青山本店 03-5772-1112
EDITION BLUE Shinjuku(shop in shop at idc otsuka) 03-5379-4321
CIBONE Aoyama 03-3475-8017