Interior
CPCM-2-大人が楽しむ、
新感覚のクラフトショップ
神宮前にオープンした、日本初のクラフト&カルチャーショップCPCMを前後編にわけて紹介。後編はアメリカを中心とした国内外アーティストのクラフト雑貨や家具、グリーンのほか、ディレクター・熊谷隆志氏の嗜好を凝縮した空間も登場する2階へ。
上質で温もりのある暮らしを提案
1階、2階合わせて926m2という広大な店内に様々なアイテムが並ぶCPCM。民芸の益子焼や伝統工芸の南部鉄器、トレンド感溢れるアパレルが並ぶ1階から2階へ上がると、1点もののヴィンテージ家具やラグ、サボテン、アメリカを中心としたクラフトアーティストの雑貨やインディアンジュエリー、ポッテリーなど嗜好性の高いアイテムが揃う。ディレクターを務める熊谷隆志氏がアメリカを中心に各地などで出会ったクラフツマンシップ溢れるアーティストの作品は、ここでしか出会えない貴重なアイテム。ジェイミー・ガルザとコンスタンス・ホルト夫妻がデザインするGARZA MARFAは、レザーサドルやテキサスウッドといった素朴な素材とカラフルなスチールを組み合わせた印象的な家具ブランド。2人ともアートやデザインの分野で活躍しており、その経験を生かしてアイテムが生み出されているという。また、グリーンに関するあらゆることを手がけるSOLSO FARMと熊谷さんがセレクトしたサボテンの専門ショップ・CPCM CACTUSも登場。暮らしのアクセントになるようなユニークなグリーンが並ぶ。
表情の違いを楽しむ
オープンまでの約半年間、アメリカ西海岸から東海岸、ニューメキシコやボストンなどアメリカを中心にさまざまなところを回りながら、ヴィンテージグッズやインディアンジュエリーなどを揃えていったという熊谷氏。店内に置いてあるもののほとんどが購入可能でその中から自分だけのお気に入りを見つけるのも楽しい時間だ。中でも、陶芸作家ヘザー・レヴィーンや、ベン・メダンスキーなどの作品は個性的なたたずまいでありながら、暮らしのなかにほどよく溶けこむところが魅力だ。そのほか、50〜70年代のヴィンテージグッズやインディアンジュエリーなどが店内のあちこちに配されており、宝探し感覚で買い物を楽しみたい。
コラボアイテムにも注目
オープンを記念して、オーストラリア出身のThom O’Brienによるハットブランド「Bona Capello」とコラボレーションしたハットも限定数展開している。Bona Capelloは大量生産化が進む現代に、ハンドメイドのハットメイキングの技術を受け継ぎ、18世紀のアンティーク器具を使用しながらすべてのハットを手作業で制作している。オールハンドメイドで仕上げられたフェルト製のハットは長く身につけるほど馴染むアイテムだ。ちなみにBona Capelloは現在、東京にアトリエを構えており、完全オーダーメイドで一人ひとりに合った世界に一つだけのハットを生み出している。また、2階にはオーガニックコスメやキャンドルが並ぶほか、ステーショナリーも展開。店内奥には熊谷氏の葉山の自宅を彷彿とさせる空間が登場。レザーアイテムやデニムなどお気に入りのアイテムがずらりと並ぶ。
CPCM
東京都渋谷区神宮前6-12-22 1&2F
03-3406-1104
11:00〜21:00(1月から12:00〜21:00)
定休日:不定休 (1月から第2、3木曜日)