Interior
デンマークの家具−2−アジア初の直営店、
「フリッツ・ハンセン 青山本店」
アジア初の直営店となる「フリッツ・ハンセン 青山本店」が表参道にオープンした。長年愛される名作家具の数々はもちろん、ミラノサローネで発表されたばかりの新作まで、ブランドの世界観を存分に体感できるスペースだ。
フリッツ・ハンセンの
多様な魅力を表参道から発信
1872年、デンマークで創業したフリッツ・ハンセン。アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムをはじめ、多くのデザイナーと数々の名作を生み出してきた北欧を代表する家具ブランドだ。日本においては、アジアの中でも一早くリテール部門が設立されたこともあり、なじみ深い北欧ブランドの一つ。金沢21世紀美術館や東京新国立美術館など公共の施設では、フリッツ・ハンセンのアイコニックな椅子が採用されるなど、日常の中で、シンプルで飽きのこない美しいデザインに触れる機会も多い。今回、アジア初となる直営店をオープンするにあたり、フリッツ・ハンセンが選んだのは青山のショールームにほど近い表参道。ここでは長年愛され続ける名作家具だけでなく、新しいコレクションのアイテムもミックスした、クラシック&コンテンポラリーなスタイリングでブランドの世界観を表現。コーナーごとに自宅を思わせるような心地のいい空間を演出し、フリッツ・ハンセンの多様な魅力を伝えている。
豊富なバリエーションと
確かなクラフツマンシップ
常にモダンさを感じる秀逸なデザインもさることながら、豊富なカラー展開、ファブリックやウッド、レザーといったマテリアルのバリエーションもブランドの魅力の一つだ。豊富なバリエーションを並べて見られる直営店では、カラーやマテリアルなどそれぞれの違いを比べてみて、自分に合ったものを見つけることができる。
また、フリッツ・ハンセンを語る上で欠かせないのは、高い品質を誇るクラフツマンシップ。140年以上続く長い歴史の中で、さまざまな建築家、デザイナーが発表した構築的なデザインを実現してきた背景には、革新的な技術をもつ職人の存在がある。その技術は人から人へと脈々と受け継がれ、ブランド独自の品格を生み出している。そういった彼らの存在、技術をもっと広く知ってもらうため、こちらの直営店では、本国から職人を迎え、チェアの張り込み作業の実演や、技術にまつわる話などを披露するイベントも行っている。
ホームコレクション「オブジェクツ」
ミラノサローネで発表されたばかりの新しいホームアクセサリーライン「オブジェクツ」が揃うのは日本ではこの直営店のみ。このシリーズでは、ハイメ・アジョンをはじめ、スタジオ・ロソ、ウェンズデイ・アーキテクチャーなどデンマークをはじめ世界中で活躍するデザイナーたちを迎え、ブランドの革新的な魅力を発信している。今回発表されたのは、クッションカバーやフラワーベース、ミラーなど全12アイテム。フリッツ・ハンセンが誇る高い品質と機能性はもちろん、空間のアクセントになるような遊び心のあるデザインが特徴だ。このオブジェクツシリーズは今後も積極的に新作を開発していくといい、アイテムを通じてブランドの旬な魅力をインテリアに取り入れることができる。
東京都港区北青山3-10-11 1F、B1F
03-3400-3107
11時〜19時
水曜休