Interior
デンマークの家具−2−アジア初の直営店、
「フリッツ・ハンセン 青山本店」
![160627_frits_head 160627_frits_head](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_head.jpg)
アジア初の直営店となる「フリッツ・ハンセン 青山本店」が表参道にオープンした。長年愛される名作家具の数々はもちろん、ミラノサローネで発表されたばかりの新作まで、ブランドの世界観を存分に体感できるスペースだ。
フリッツ・ハンセンの
多様な魅力を表参道から発信
1872年、デンマークで創業したフリッツ・ハンセン。アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムをはじめ、多くのデザイナーと数々の名作を生み出してきた北欧を代表する家具ブランドだ。日本においては、アジアの中でも一早くリテール部門が設立されたこともあり、なじみ深い北欧ブランドの一つ。金沢21世紀美術館や東京新国立美術館など公共の施設では、フリッツ・ハンセンのアイコニックな椅子が採用されるなど、日常の中で、シンプルで飽きのこない美しいデザインに触れる機会も多い。今回、アジア初となる直営店をオープンするにあたり、フリッツ・ハンセンが選んだのは青山のショールームにほど近い表参道。ここでは長年愛され続ける名作家具だけでなく、新しいコレクションのアイテムもミックスした、クラシック&コンテンポラリーなスタイリングでブランドの世界観を表現。コーナーごとに自宅を思わせるような心地のいい空間を演出し、フリッツ・ハンセンの多様な魅力を伝えている。
![表参道駅から徒歩約3分。これまでフリッツ・ハンセンにあまりふれる機会がなかった人も買い物や食事へ行く途中にふらりと立ち寄れる理想的な立地だ。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_001-700x464.jpg)
![ホワイトの壁やナチュラルウッドの床を基調に、アイスブルーを取り入れた全体的に柔らかいトーンでまとめられた店内。女性一人でも入りやすい。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_002-700x464.jpg)
![エレガンスレザーのエッグ・チェアとピエロ・リッソーニがデザインしたアルファベッドソファを組み合わせたコーナー。店内の植栽はニコライ・バーグマンが手がけている。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_003-700x464.jpg)
![アナログテーブルと組み合わせたのは、ハイメ・アジョンがデザインした新作のダイニングチェア、サメン。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_004-700x464.jpg)
![こちらは地下のフロア。窓がないかわりに壁にカーテンを取り付けることで自宅を想像させるような空間へ。顧客目線で商品提案を行う。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_005-700x464.jpg)
![狭い空間では大きめのラグを敷くとスペースを広く感じられるという。北欧に比べて居住空間が狭い日本で取り入れたいアイディアだ。店内では積極的にアートも取り入れ、家具との良い組み合わせ方も提案している。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_006-700x464.jpg)
豊富なバリエーションと
確かなクラフツマンシップ
常にモダンさを感じる秀逸なデザインもさることながら、豊富なカラー展開、ファブリックやウッド、レザーといったマテリアルのバリエーションもブランドの魅力の一つだ。豊富なバリエーションを並べて見られる直営店では、カラーやマテリアルなどそれぞれの違いを比べてみて、自分に合ったものを見つけることができる。
また、フリッツ・ハンセンを語る上で欠かせないのは、高い品質を誇るクラフツマンシップ。140年以上続く長い歴史の中で、さまざまな建築家、デザイナーが発表した構築的なデザインを実現してきた背景には、革新的な技術をもつ職人の存在がある。その技術は人から人へと脈々と受け継がれ、ブランド独自の品格を生み出している。そういった彼らの存在、技術をもっと広く知ってもらうため、こちらの直営店では、本国から職人を迎え、チェアの張り込み作業の実演や、技術にまつわる話などを披露するイベントも行っている。
![レザー、ファブリックのコレクションの一部。知識豊富なスタッフが顧客の好みや理想に合わせて、最適な生地を提案する。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_008-700x464.jpg)
![1955年に製造されて以来、愛され続けている名作椅子の一つ「セブンチェア」。シンプルな木目が美しい、ウッドは8種類の木材に9ワイプの仕上がりで展開している。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_009l-350x528.jpg)
![脚の部分もボディと同じ色で統一されたクロームシリーズ。従来のアイテムからさらにモダンな印象が感じられる。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_009r-350x528.jpg)
ホームコレクション「オブジェクツ」
ミラノサローネで発表されたばかりの新しいホームアクセサリーライン「オブジェクツ」が揃うのは日本ではこの直営店のみ。このシリーズでは、ハイメ・アジョンをはじめ、スタジオ・ロソ、ウェンズデイ・アーキテクチャーなどデンマークをはじめ世界中で活躍するデザイナーたちを迎え、ブランドの革新的な魅力を発信している。今回発表されたのは、クッションカバーやフラワーベース、ミラーなど全12アイテム。フリッツ・ハンセンが誇る高い品質と機能性はもちろん、空間のアクセントになるような遊び心のあるデザインが特徴だ。このオブジェクツシリーズは今後も積極的に新作を開発していくといい、アイテムを通じてブランドの旬な魅力をインテリアに取り入れることができる。
![オブジェクツコレクションの一部。カシミヤのブランケットや、アルネ・ヤコブセンが戦時中にデザインしたというテキスタイルが施されたクッションなど魅力的なアイテムがラインナップされている。専用のアイスブルーのボックス、贈り物にも最適。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_011-700x464.jpg)
![テーブルの中央に置かれている、シェーカー風のトレイSTACKは女性アーティストユニットのウェンズデイ・アーキテクツによるデザイン。セブンチェアなどフリッツ・ハンセンで多用されている代表的な素材、成型合板を使用したアイテムだ。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_012-700x464.jpg)
![ハイメ・アジョンデザインのフラワーベースはガラスと金属を組み合わせ、シンプルかつモダンなたたずまいに。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_013l-350x232.jpg)
![18世紀後半の蝋燭台を再解釈してデザインした、真鍮製のキャンドルホルダーと、シダーウッドとアンニュイなカラーリングのガラスが調和した花器。](https://img.100life.jp/2016/06/160627_frits_013r-350x232.jpg)
東京都港区北青山3-10-11 1F、B1F
03-3400-3107
11時〜19時
水曜休