生活に取り入れたい器-2-有田焼を身近に楽しむ「KIHARA TOKYO」

生活に取り入れたい器-2-有田焼を身近に楽しむ
「KIHARA TOKYO」

有田を拠点に器のディレクションやデザインをおこなう産地商社の「キハラ」が東京・渋谷に直営店「KIHARA TOKYO」をオープン。オリジナルアイテムのほか、国内外の企業やデザイナーとコラボレーションしたアイテムなども揃う。

近年、注目を集める奥渋エリアに誕生した「KIHARA TOKYO」は、磁器発祥の地、有田を拠点に器のディレクション・販売を行なう「キハラ」の東京店。2Fと3Fの2フロアで構成され、オリジナルアイテムやコラボレーションアイテムなどを取り揃える。内装デザインを担当した高須学さんは実際に有田に足を運び、現地の日常や風景、道具や素材を参考に空間作りを行った。たとえば、磁器の原料として使われれている天草陶石を使って手作業で仕上げたカウンターを配するなど、有田焼の原点とともにKIHARAの新しいイメージを提示している。
有田焼は約400年前に誕生し、日本の磁器の起源とも言われている焼物。薄くて軽い仕上がりだが丈夫で耐久性がある。ツルツルとなめらかな肌触りが特徴で、透明感のある白磁や絵付けの美しさでも人気が高い。その魅力を生かした「TOKYO ICON」は歌舞伎や相撲、浮世絵など東京の魅力をアイコンで表したシリーズで東京土産として高い人気を誇る。古くから伝わる日本の伝統柄をモダンにアレンジした柄が描かれた「KOMON」シリーズには、豆皿、取皿、大皿や箸置など普段使いしやすいアイテムが揃う。


シンプルでモダンな空間に繊細な有田焼の器が置かれている。

シンプルでモダンな空間に繊細な有田焼・波佐見焼の器が販売されている。

東京タワーや相撲など、東京らしさを感じる絵柄を施した「TOKYO ICON」。

東京タワーや相撲など、東京らしさを感じる絵柄を施した「TOKYO ICON」。

「KOMON」シリーズは演技のいい柄も多く、結婚祝いや引き出物としても喜ばれている。

「KOMON」シリーズは縁起のいい柄を揃えているため、結婚祝いや引き出物としても喜ばれている。


伝統的な絵の具・呉須を基調とした「Infinity」はグラフィックで表情豊かな柄をあらわしたシリーズ。有田の風景写真をベースにグラフィックに転写紙を重ねて模様をほどこし、一つのプレートの中に模様の層ができることで立体感のある表情が楽しめる「Picture」や、異なる色の釉薬を施した「Gradation」、緻密なグラフィックを描いた「Detail」など3つのテーマで描かれており、飾り皿としてインテリアとして取り入れるのもおすすめだ。プロダクトデザイナー・小泉誠さんが手がけた「SITAKU」は「道具として使える器」をコンセプトに開発された、テーブルの上でも使いやすいキッチンツールでもある器だ。おろし器やレモン絞り、お玉立てなどを揃え、鍋料理をするときはもちろん、離乳食を作るときなどさまざまなシーンで活躍する。スタッキング可能なので収納場所もコンパクトにおさまる。


金の転写紙で満月を表した「Moon」、ダイヤモンドをイメージしたグラフィックが印象的な「Diamond」など。

金の転写紙で満月を表した「Infinity / Picture プレート / Moon」、ダイヤモンドをイメージしたグラフィックが印象的な「Infinity / Gradation プレート / Diamond」など。

「SHITAKU」シリーズは女性の手でも握りやすい小ぶりな円形フォルムが特徴。

「SITAKU」シリーズは女性の手でも握りやすい小ぶりな円形フォルムが特徴。

「素磁」シリーズはティーポットやマグカップ、湯呑などお茶の時間を楽しませてくれるアイテムが揃う。

「素磁」シリーズはティーポットやマグカップ、湯呑などお茶の時間を楽しませてくれるアイテムが揃う。


3Fはギャラリースペースで海外ブランドとのコラボレーションアイテムなどが並ぶ。中央のテーブルに置かれているのは有田焼創業400年事業のプロジェクトで発表した、クリエイティブディレクター・佐藤可士和さんとの取り組みによる作品。《DISSIMILAR 〜対比〜》をテーマにした磁器で、躍動感のある絵付けが印象的だ。
こちらのイベントスペースでは商品の展示・販売だけでなく、ものが生まれた背景を伝えたり、使い心地を試すことができるイベントなども開催。焼酎の香りや味わいを引き立たせるカップ「香酒盃」の展示イベント「全45種の図案から選ぶ はじめての香酒盃」では、焼酎や地酒などを振る舞い、香酒盃の飲み心地を体感できる「香酒盃の夕べ」を実施。有田焼の代表的な文様「有田四様」と現代のデザインを掛け合わせた「有田HOUEN」3rdシリーズの企画展「有田HOUEN −有田四様−」では、有田焼の陶祖と言われる李参平の住居跡に開窯した「李荘窯」の4代目・寺内信二さんを招いてトークショーを開き、有田焼の伝統的な様式美や技術、精神性などを伝えた。


佐藤可士和さんとのコラボレーションは「DISSIMILAR〜対比〜」がテーマ。大胆な絵付けが印象的。

佐藤可士和さんとのコラボレーションは「DISSIMILAR〜対比〜」がテーマ。大胆な絵付けが印象的。

代々木公園駅から徒歩6分。渋谷駅から9分ほど。

代々木公園駅から徒歩6分。渋谷駅から15分ほど。


KIHARA TOKYO
東京都渋谷区富ヶ谷1-14-11 2F、3F
03-6407-1571
11:00〜19:00
月曜休