Outdoor
家にいながらアウトドアライフをキャンプの楽しさを家でも
家でくつろぐ感覚を外でも
家の中でも外でも使える家具たち
東日本橋の『INOUT(イナウト)』は、部屋で使う家具をそのままアウトドアに持ち出して使うライフスタイルをコンセプトにしたショップだ。100%LIFEでも以前紹介させていただいている。そのショップオーナーの小林卓さんが、去年10月に足立区内に家を建てたと聞き、取材に伺った。
「ここに越す前はマンションに住んでいたので、もし1軒家を作るなら、アウトドアリビングとして楽しめるデッキを作りたいと思っていました」と小林さん。
窓をフルオープンにすると、リビングとデッキがひと繋がりになる。デッキや庭で使う家具は、『INOUT』のコンセプトそのままの、家の中でも外でも使える家具たちだ。
テラスに張った帆布のタープは以前店で使っていたもの。
「店の模様替えで不要になったので、家で使うことにしました。ご近所からの目隠しにもなりますし、強い日差しを遮ってくれるので夏はマストですね」
住宅のデザインもしていきたい
10数年ほど前からキャンプの魅力にとりつかれたという小林さん。幾度となくキャンプに行くうちに、キャンプで使う家具を家でも使えるようなクオリティで作りたい、と『INOUT』を立ち上げたそうだ。
家で使っているものをそのままキャンプに持っていければ、キャンプ道具の収納に頭を悩ませることもない。キャンプ道具を家で使えば、アウトドアの楽しみを家でもそのまま感じることができる。
小林宅のコンセプトはもちろん『INOUT』のもの、そのままだ。イスやテーブル、そしてスタッキング可能なボックスは、アウトドアと家を行き来している。
「今後、『INOUT』では家具に合わせた住宅のデザインも手がけていきたいと思っています」
庭のシンボルツリーに枝垂れ桜を
『INOUT』のオーナーという肩書きの他にも、店舗デザイン・設計・施工の会社を手がける小林さんにとって、自宅の設計はお手のもの。アメリカ製のヴィンテージのドアの大きさに合わせてドアの枠を造作し、階段のスチールの手すりも小林さんがデザインしたものをオーダーで作ってもらったものだそうだ。フローリングは『INOUT』の家具製作でもおつきあいの深い会社に、ナラの無垢材を使い古材風に仕上げてもらっている。
「庭にシンボルツリーとなる枝垂れ桜を植え、植栽もやっと整い、イメージしていた自分の家がようやく完成したところです。でも実はまだひとつやりたいことが残っていて、2階のテラス部分の天井にウッドを貼りたいと思っているんです。いつになるかはわかりませんが(笑)」