Column
Made in France-1-パリ発ペーパープロダクト
「パピエ ティグル」が上陸
今年、フランスから上陸した2つのショップを紹介。前編は、ペーパープロダクトをメインに展開する「パピエ ティグル」。
2011年、パリで生まれた「パピエ ティグル」はデザイナーのジュリアンとアガット、マーケティングを担当するマキシムの3人によって発足したブランド。主にペーパープロダクトやステーショナリーなどのオリジナルアイテムの開発、販売を手がけている。「パピエ ティグル」のアイテムはいずれも鮮やかな色使いと遊び心溢れるパターンが特徴。仕事やプライベートなどさまざまなシーンで使えるアイテムとして男女ともに高い人気を集めている。定番のアイテムのノートなどは、年に2回新しいデザインのものが発売になる。デザインは旅や日常の中からインスピレーションを受けて生まれたものだ。ファッションのように選ぶ楽しさを広げている。そんな「パピエ ティグル」が世界で2店舗目となるショップを今年9月、東京・日本橋浜町にオープンした。1961年に建てられた木造建築をデザイナーの柳原照弘さんがリノベーション。木造の梁を生かしつつ、すっきりとした空間に生まれ変わった。そこに紙と同じ手法で作られたオリジナル什器を配置し、空間全体で「パピエ ティグル」の世界観を表現している。
ブランド開始時から高い人気を誇る「プリポスタル」は、デザイン違いの紙が19枚セットになっているレターパッド。文字を書いた面を内側にして折ると、外側には宛名と切手を貼るスペースがあり、そのまま郵送できるというユニークな商品だ。フランスのメーカー「クオバディス」とコラボレーションした手帳やノートもある。こちらは、耐久性の高いPVCカバーやポケット付きのファブリックの表紙など、さまざまな仕様でリリースしている。また、オリジナルアイテムだけでなく、フランス生まれの刺繍ブランド「Macon & Lesquoy」やアロマブランド「kerzon」のフレグランスキャンドルやサシェを展開するほか、メイドインジャパンの視点でセレクトした、和紙や枡のアイテムも並ぶ。
店内にはティーハウス「サロン・ド・テ パピエ ティグル」(通称ティーグル)を併設。福岡や鹿児島などの九州各地、埼玉、静岡の農園から厳選した12種類のお茶を用意している。いずれのお茶も標高の高い山奥に位置し、完全無農薬有機にこだわって栽培されているもの。茶葉それぞれの個性的な味わいをダイレクトに楽しむため、「ティーグル」ではほかの品種とブレンドされたものではなくシングルオリジンのものを提供している。また、焼酎やラム、ジンなどと合わせたお酒メニューや、フォームミルクと合わせたほうじ茶ラテや抹茶ラテなどテイクアウトメニューも用意。店内ではランチメニューを提供するほか、お団子や抹茶のババロアなどデザートメニューもある。買い物の合間や散歩の途中にふらりと立ち寄れるコミニュケーションスペースとして、幅広い層の人に親しまれているスペースだ。
パピエ ティグル
東京都中央区日本橋浜町3-10-4
03-6875-0431
11:00〜19:00(サロン・ド・テ パピエ ティグルは18:30LO)
日・月休
東京都中央区日本橋浜町3-10-4
03-6875-0431
11:00〜19:00(サロン・ド・テ パピエ ティグルは18:30LO)
日・月休