Column
Made in France-2-仏インテリアブランド
「ロッシュ ボボア トーキョー」
フランスで50年以上の歴史を持つインテリアブランド「ロッシュ ボボア トーキョー」が今年4月、東京・神宮前に日本旗艦店をオープン。モダンなデザインと幅広いカラーバリエーションで、一人一人の好みに合ったインテリアを提案している。
1961年にスタートした「ロッシュ ボボア」は、バロックやアール・ヌーヴォー、ロココなどのフランスの美術様式を尊重しながら、北欧デザインのモダンさも取り入れたオリジナルアイテムを発表し続けているインテリアブランド。オリジナリティにあふれたデザインとヨーロッパの職人が手がける品質の高さが評価されている。1974年、アメリカとスペインにそれぞれ1号店をオープンしたことを皮切りに、現在は60を超える国々で愛されるブランドへと成長した。「ロッシュ ボボア」はブランドスタート時から「暮らしの芸術」という意味を持つ「アール・ド・ヴィーヴル」をコンセプトに、自分の好きなものを取り入れた暮らし方を提唱している。その思想はブランドのクリエーションにも反映されており、デザイン、素材、作り、それぞれのクオリティを追求し、使い心地のよい家具へとつながっている。また、家具の多くがカスタマイズできることも特徴の一つ。塗装やサイズ、テキスタイルなどが選べるようになっており、自分好みの家具を作ることができる。店内は家具だけではなく、照明やラグ、小物などのアイテムも充実。空間全体のコーディネートを可能にしている。
「ロッシュ ボボア」はコンテンポラリーコレクションとヌーボークラシックの2つの世界観を持っている。ヌーボークラシックは伝統的なフランススタイルの家具をリデザインし、モダンさをプラスしたラインだ。コンテンポラリーコレクションは、ファッションデザイナーや建築家、アーティストなど国内外問わずさまざまなクリエイターとタッグを組み、ファッションと同様、年に2回のコレクションを発表しているラインだ。特に、ミッソーニ、クリスチャン・ラクロワ、ジャンポール・ゴルチエなどとコラボレーションしたシリーズは、トレンドを意識したモード性の高い世界観で多くの人気を得ている。たとえば、「ロッシュ ボボア」を代表するアイコニックなシステムソファ「マ・ジョン」は、ハンス・ホファーがデザインを手がけたもので、95cm角のシート、バッククッション、コーナーバッククッションの3つのアイテムを自由に組み合わせられる。この「マ・ジョン」のテキスタイルデザインをファッションデザイナーたちに依頼し、各コラボレーションラインから個性豊かなラインナップが発表されている。
ロッシュ ボボア トーキョー
東京都渋谷区神宮前3-35-1
03-6459-2704
11:00〜20:00
東京都渋谷区神宮前3-35-1
03-6459-2704
11:00〜20:00