Interior
コーヒーテーブル−1−いつかは欲しい
憧れの名作テーブル
ゆっくりお茶をしたり、物書きをしたり、お花を飾ったりするコーヒーテーブルは、リビングルームの中心的存在。今回は、長く愛され続けている名作テーブルを特集。ジョージ・ネルソンによるネルソンプラットフォームベンチ、デンマークの鬼才ポール・ケアホルムがデザインしたPK61、アルヴァ・アアルトによるガラステーブル、ジャン・プルーヴェの名作テーブル、イームズ夫妻によるミッドセンチュリーらしいモダンなコーヒーテーブルなど、いつかは欲しいと憧れる名作をご紹介。
《TRIENNA TABLE》
フィンランドを代表するデザイナー、イルマリ・タピオヴァーラが1954年にデザインしたコーヒーテーブル「TRIENNA TABLE(トリエンナテーブル)」。六角形の天板と三本の脚からなるユニークなフォルムは、3枚の成型合板を組み合わせたもの。置いておくだけでも存在感があるオブジェのような佇まい。
《Nelson Platform Bench》
1946年、ジョージ・ネルソンがハーマンミラー社のためにデザインした最初のコレクション「Nelson Platform Bench(ネルソンプラットフォームベンチ)」。座るためのベンチとしてだけでなく、ディスプレイ台やコーヒーテーブルとしてさまざまなシーンで美しく機能する。直線フォルムは、“目的を明確に示す外観を作る”というネルソンのこだわりが反映されたデザイン。トップは空気と光が通るように間隔があけられている。誕生から半世紀以上経った今でも、いつかは欲しいアイテムとして愛され続けている憧れの逸品。
《PK61™》
デンマークの鬼才、ポール・ケアホルムによる正方形のコーヒーテーブル「PK61」。あらゆる無駄を省いたミニマルなフォルムで、直線のラインが強調されたスチールレッグが特徴。スレートトップはユニークな脚の配列が際立ち、ガラストップは脚の構造が楽しめる。ケアホルムの美学がシンプルに際立っている。
《GLASS TABLE Y805A》
アルヴァ・アアルトが1946年にデザインしたガラステーブル。アルテックのデザインを象徴する積層を曲げる技術、L-レッグの技を活かしたY-レッグの脚が特徴。シンプルながら静かな存在感を放つ名作だ。2015年に創業80年を迎えるアルテックは、1935年の創業時から現在までの作品群やその思想、軌跡紹介する巡回展を開催する。L – レッグやキャンチレバーなどアルテック特有の技法の解説も。「Artek 80 ART & TECHNOLOGY – 80年のキセキとこれから」は、11月5日〜24日まで、リビングデザインセンターOZONE 3F OZONEウエルカムプラザにて。
《Gueridon Bas》
1944年にフランスの建築家兼デザイナーのジャン・プルーヴェがデザインしたコーヒーテーブル「Gueridon Bas(ゲリドンバス)」。台形の3本脚が重い天板を支え、脚のセッティングも独特。プルーヴェらしい構造美学が詰まったデザインだ。オーク材のソリッド仕上げ。フォルムとディティールにセンスが宿る名作。
《Eames Rectangular Coffee Table》
ミッドセンチュリーを代表するチャールズ & レイ・イームズによる「Eames Rectangular Coffee Table(イームズレクタンギュラ―コーヒーテーブル)」。素材を活かすというイームズ夫妻の哲学が込められた長方形のシンプルなテーブル。美しい木目、ゆるやかなカーブ、そして下部に向かうほど細くなる成型プライウッドの脚がアクセントに。ファブリック、ウッド、スチールなどあらゆる素材のソファや椅子にもフィットする。910mm幅も展開している。
《Eames Elliptical Table》
イームズ夫妻による「Eames Elliptical Table(イームズエリプティカルテーブル)」は、通称サーフボードと呼ばれる大きなオーバル型テ−ブル。天板は7層のバルティックバーチ積層合板で、上側の面を強調するためエッジは斜めに削られ、脚部はイームズデザインを象徴するワイヤーロッド。丈が低いので大きくても圧迫感がなく、床座りでも無理なく使用できる。
shop list
商品価格は、消費税別の本体価格です。