BATH＆TOILET −1−リビングのような
お洒落で美しいバスルーム

スペインの鬼才ハイメ・アジョンとトーヨーキッチンスタイルのコラボレーションによる洗面、MATERICO by Jaime Hayon（マテリコ バイ ハイメ・アジョン）。「バスルームはリビングルームと同じ重要性をもつまでその価値を高められる」というハイメのビジョンのもと製作され、目指したのはマーブル・ステンレス・ウッドなどの異素材を滑らかな層に組み合わせて曲線に仕上げること。ハイメらしい独創的なデザインが高い技術力によって実現し、まるでリビングにある家具のような洗面台が誕生した。シェルフやミラー、水栓は単体でも設置可能。バスタイムや身支度が少しだけ特別な時間になるような、美しいな空間にしてみてはいかが。

1979年に設立されたデンマークのデザインブランド、menuのミニマルなバスアイテムに注目。menuのインスピレーションとデザイン文化はスカンジナビアデザインの伝統に根づき、設立当初より「機能的で美しい製品」をコンセプトにブランドアイテムをつくり出している。コペンハーゲンの建築デザイン事務所NORM.ARCHITECTS（ノーム・アーキテクツ）が手がけたバスシリーズは、ステンレスをマットな塗装で仕上げたモダンなデザイン。同シリーズでソープディスペンサーからトイレブラシ、ペダルピンなど洗面空間に必要なアイテムが揃えられるので、統一感のある美しいバスルームに。また、椅子・トレー・テーブルが融合した3Wayのスツールを洗面室にひとつ置いておけば、座ってゆっくり身支度したり、バスタイムに持ち込みたい本やグラスを置くことも。

バスルームをクールに仕上げるにはスマートな収納が決め手。サニタリー界のトレンドセッターとして世界から注目を集めるagape（アガペ）のステアーズは、一切の装飾を排したシンプルな木製ラック。さりげなく見せて収納できるので、タオルやバスローブ選びにも気合を入れて。アクリル製のサウンドラックは、カルテルとスイスで120年以上の歴史をもつサニタリーブランド、ラウフェンの協働によるもの。横に並べたり積み重ねたり自由にレイアウトができ、透過性があるので圧迫感も感じさせない。ポップ過ぎないお洒落なカラーバリエーションも魅力。

イタリアの巨匠、エンツォ・マリが1971年にデザインしたダストボックス。ゴミ箱は垂直に立っているものという概念を崩したユニークな発想で、紙屑を投げたときに受け止めてくれるフォルムが特徴。シンプルながらもどこか愛嬌のある佇まいで、40年以上の時を経ても色あせることのない存在感が魅力。ホワイトやブラックはモダンな空間に、透明感のあるトランスピアレントとグラファイトはノスタルジックな雰囲気を演出してくれそう。別売の分別収集用アタッチメントを取り付けることもできる。DANESE（ダネーゼ）は、「ファッション的ではない長く使えるものを」という哲学のもと、ブルーノ・ムナーリやエンツォ・マリなどの巨匠デザイナーを起用し、時代を超える名作デザインを多く手掛けるイタリアのデザインブランド。

ホテルや海外のバスルームで見かけるお洒落なタオルウォーマーをリコメンド。タオルを掛けておくだけで、お風呂上がりに温かくふかふかのタオルで身を包むことができ、ハンドタオルは手を拭いた後すぐに温めて乾かすことで常に清潔に保つことも。洗面室や脱衣場など小さな空間では、じんわりと暖めてくれるオイルヒーターとしても活躍し、繊細な下着の乾燥機としても使える。世界で初めてオイルラジエターヒーターを開発したD.B.K.社のタオルウォーマーは、不燃性のオイルをパイプに完全密封し、電気で暖めるオイル密閉式を採用しているため交換不要で、空気も汚さない。