Interior
ダイニングテーブル − 1 − インテリアの主役は
こだわりのウッドテーブル
人が集まるリビングやダイニングで主役となるテーブルは、機能もデザインも満足するモノを選びたい。
前編では、木製のデザインにフォーカスしてセレクト。日本の美意識をカタチにしたTIME & STYLEのラウンドテーブル、ディティールにこだわったモダンテーブル、端材を組み合わせたパッチワークのような個性派テーブル、木材×樹脂や木材×アイアンなど異素材を合わせたもの、一本脚のミニマルなテーブルやジャン・プルーヴェの名作テーブルなど、こだわりのウッドテーブルを集めた。
《LOTUS》
美しい木目と凛とした佇まいが魅力のラウンドテーブル。LOTUSは、TIME & STYLEがコンセプトにする“日本人特有の美意識”が示されたデザインで、曲線と直線がつくりだす心地良い緊張感が圧倒的な存在感を放つ。また、エッジ周りを薄く削り込んだ天板は、薄皿のような立ち上がりを施すことで意匠性とこぼれ止めとしての機能を合わせ持つ。
《METHENY》
アクセントにもなっているキャスター付きで、 機能的かつ洗練されたデザインのダイニングテーブル。天板のエッジは柔らかなラインに削り上げられ、キャスターのアルミは削り出し加工を施すなどディティールにこだわって仕上げられたモダンなデザイン。一人でテーブルの移動ができるのも魅力だ。
《Gueridon》
Gueridon(ゲリドン)は、1949年にジャン・プルーヴェがパリの大学都市のためにデザインした3本脚が特徴のダイニングテーブル。垂直にかかる力を下に広がる3本の木製ベースが負担、そして必要な部材のみが採用された構造美学に基づいたデザインで、「美しいものは必要から生まれる」というプルーヴェの哲学が詰まった逸品だ。ジャン・プルーヴェは、1930年代にル・コルビュジエやシャルロット・ペリアンらと共に活躍したフランスの建築家、デザイナー。
《Flat Table”raftered”》
凹凸のある積層材の天板に色を混ぜた透明度の高いエポキシ樹脂を流し込んでフラットにし、ボーダー状に模様を浮かび上がらせたテーブル。樹脂の深さによって表面の色の濃淡を生み出し、模様を生み出す手法だ。
『Flat Table”raftered”(ラフタード)』は、建築家・長坂常氏と塗装職人なかむらしゅうへい氏による協働で、昨年のミラノサローネで発表され話題を呼んだ。
『Flat Table”raftered”(ラフタード)』は、建築家・長坂常氏と塗装職人なかむらしゅうへい氏による協働で、昨年のミラノサローネで発表され話題を呼んだ。
《SESSION》
日本の伝統工芸の寄木の考え方に倣い、端材を組み合わせて作られたダイニングテーブル。通常の木工加工では廃材とされていた節が入った部位や木取りの際に出る半端なサイズの端材を主役として捉え、さまざまなサイズ、樹種や木目が交じり合うことで生まれる偶然の美しさをテーマとした芸術品ともいえるテーブル。
《Factory wood table》
美しい木目のチーク材の天板に、アイアンの脚を合わせたシンプルを極めたテーブル。直線だけで構成した機能的なフォルムが特徴で、その“無骨さ”がかっこいい。またヴィンテージのように加工されたアイアンが味わいを増し、シンプルながらもずっしとした存在感を放つ。同シリーズでベンチはもちろんのこと、プラスチックなど異素材のモダンチェアとも相性が良さそうだ。
《Plankton Table》
ゆるやかなカーブを描く正方形のウォールナット天板に、黒く塗装された一本脚のスチールレッグが効いたダイニングテーブル。アメリカのダイナーにありそうなノスタルジックな雰囲気で、さまざまな空間に馴染むミニマムなサイズ感も魅力。
ad(analogue from digital)は、大阪を拠点に家具やプロダクトから内装まで手がけるデザイン集団grafと相合家具製作所のコラボレーションにより生まれたブランド。
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shop list
hhstyle.com 青山本店 03-5772-1112
CIBONE Aoyama 03-3475-8017
TIME & STYLE MIDTOWN 03-5413-3501
TOYO KITCHEN STYLE. 03-6438-1040
LIVING MOTIF 03-3587-2784