DIY
DIYで完成手を加えて造りあげる
オリジナルの和み空間
![DIYで完成 手を加えて造りあげる オリジナルの和み空間 DIYで完成 手を加えて造りあげる オリジナルの和み空間](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_eye.jpg)
壁面の青いクロスが空間を引き締める
「コンセプトとか、スタイルとかあるわけじゃないんです」と福田さん。渋谷のカフェ「cafe croix」オーナー宅は、スタイリッシュでありながら、計算されすぎない雰囲気に、ほっと和めるスペース。
リビングに入ると、壁一面に広がる青が目に映える。クラシカルな色合いに、アンティーク調のフォトフレームが、どこか海外の家の書斎を思わせる雰囲気だ。
「好きな色を使いたいと思ったんです。でも部屋の全面を青にすると暗くなるので、一面だけにしました。業者に依頼したんですが、クロス貼りで簡単にはがせるらしいです」
![自作のテーブルが味を出す。手前の椅子はアンティークショップで購入。奥がペイントしたもの。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_001-340x510.jpg)
![しっかりと存在感のあるリビングテーブルもDIYで。キャスター付きで便利。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_003-340x510.jpg)
![キッチン前に自ら設置したカウンター。素朴でモダンなテイスト。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_002-340x510.jpg)
![愛用のソファのカラーも、空間に彩りを与える。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_004-340x510.jpg)
「特にこだわっているわけじゃないんです。だから持っているもののブランド名も知らないし。これが欲しい、というものはネットで探しますが、普通に街を歩いていて、たまたま見つけて気に入って買ってくるものも多いですね」
![自作のスリッパホルダー。ゴムで挟むだけのシンプルさがいい。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_005-340x510.jpg)
![初めは茶色で塗っていたチェストは、他に茶の家具が多いので緑に塗り替えた。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_007-340x510.jpg)
![シャビーな感じが空間に雰囲気をプラスする壁掛け時計。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_009-340x226.jpg)
![フォトフレームには、ハワイで挙げた結婚式の写真を飾る。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_011-340x377.jpg)
![一目で気に入ったペンダントライト。鎖の部分を自らペイント。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_006-340x510.jpg)
![座面はニス、脚はロートアイアン風塗料で仕上げた素朴な味わいの椅子。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_008-340x510.jpg)
![時計&カレンダーは気に入って衝動買い。動かなくなってもインテリアの一部。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_010-340x226.jpg)
![シェードのないライト。照明レールで、テーブルの位置にくるよう調整している。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_012-340x377.jpg)
DIYで自分流インテリアを完成
しかし、さり気ないこだわりがDIYで製作した家具に表れている。ダイニングテーブルやリビングテーブル、キッチン前のカウンターなど、福田さん自身が作った家具は、温かみがあってユーズド感を感じさせるものばかり。
「ダイニングテーブルは、脚を鉄工所に依頼して、それにネットで探した天板を載せて組み立てたものです。出来てきた脚に自分でロートアイアンみたいなペンキを塗って、天板は角に少し丸みをつけて削り、表面を磨いて、オイルを染み込ませて仕上げました」
ロートアイアン風のコーティングは、カウンター前の椅子や、キッチンのペンダントライトの鎖にも。
「キッチンのライトはかわいいと思って買ったんですけど、鎖の部分が気に入らなくて。このデザインで、何で鎖をグレーにするんだ、と。それでアイアンっぽく塗ってみました」
手を加えることで、既製のものもアンティークっぽい味のある雰囲気に。ダイニングの木製の椅子も、ウレタンニスをわざと剥げた感じが出るように重ね塗り。素朴でシャビーな雰囲気が、年代物かと思わせる。
「ちょうどいいサイズだったり、テイストだったり、どんぴしゃにはまるものってなかなかないじゃないですか。だから作るんです。それと安くあがるのが魅力ですかね」
使いやすさを考えたキッチン
キッチンには、使い勝手を考えて自分で作業台を製作した。といってもふたつの食器棚を脚替わりにして、天板を載せたものだが、これで棚と棚の間のスペースを有効に活用できて、作業もしやすい。
「マンションと違って、ゴミを自由に出せないじゃないですか。だからゴミ箱は蓋つきの大きいものを置きたかったんです。ちょうどすっきりと収まるサイズに出来上がりましたね」
台の上にはパスタやパンのメーカーが。
「商売上なんですけど、今、ラーメンの研究をしているんです。パスタメーカーを使って、いろいろ試しているところです」
妻と交代で立つキッチンは、仕事の場としても活躍している。
![作業台の下を有効に。米びつも縦長スリムですっきり収まる。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_014-340x226.jpg)
![パスタメーカー、ホームベーカリーが活躍中。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_0161-340x358.jpg)
![テキスタイルのフレームが、空きスペースを彩る。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_018-340x510.jpg)
![キッチンから部屋全体を眺められ、閉塞感がない。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_015-340x226.jpg)
![たまたま見つけたペーパーホルダー。インテリアとマッチ。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_017-340x358.jpg)
![コンボニビリが機能美もプラス。観葉植物も欠かさない。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_019-340x510.jpg)
玄関前で過ごす時間が楽しい
リビングには60インチの大型テレビが置かれ、オフタイムはソファに座って、テレビを眺める時間に癒されるのだという。
「テレビっ子なんですが、観ている時間が、自分を解放する時間なんですね。何も考えずにただボーッと眺めていると、疲れた頭を休ませてくれる気がします。もうちょっと暖かくなったら、家の前でタバコを吸ったり、車を洗ったり、DIYをしたりするのも好きですね」
椅子やワークベンチが置かれた玄関前も、大事な趣味の時間を過ごす場所のようだ。
「使っていない椅子を出してみたんですけど、暖かい日は外で過ごすのが気持ちいいです。DIYも続けていきますよ。今はカフェに置く棚を探しているんだけど、イメージ通りのものが売ってないから、ぴったりくるものを作ろうと思っています」
![使わない椅子を何となく外に出した。お気に入りのコーナー。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_021-340x510.jpg)
![福田能成さん「café croix」オーナー](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_023-340x510.jpg)
http://croix.cc
![ワークベンチに座ってDIYも、楽しみのひとつ。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_022-340x510.jpg)
![玄関には、靴の着脱が楽にできるよう、オットマンを設置。](https://img.100life.jp/2013/03/130311_fukuda_024-340x510.jpg)