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シンプルモダンをアレンジ雨の日も笑顔が絶えない
公園のように楽しい家

シンプルモダンをアレンジ  雨の日も笑顔が絶えない 公園のように楽しい家

みんなが集まる家に

駅から徒歩1分という好立地。インテリアショップ、アクタスに勤務する荻原由夏さんのマイホームは、結婚を機に建てられた。

「主人の実家である2階建ての鉄筋の家に、3階部分を木造で増築する形で建て増したんです。主人は育ったこの地に思い入れがあって、ここで暮らしたかったんですね」

3階にリビングとベッドルームを設け、2階の部屋は子供部屋とバスルームに改装。3階建ての2世帯住宅が完成した。増築にあたっては、

「リビングを広くしたい、と思っていました。その頃は確か、収納の多い家が流行っていたと思うのですが、収納がなくてもいいのでリビングが広いこと、梁が出てもいいので天井を高くすることが私の希望でした」

キッチンはオープンにして、リビングの様子を見ながら食事の支度ができるように考えた。

「家族の気配が感じられる家、人が来て落ち着く家、みんなが集まってくる家がテーマでしたね」


夫が子供の頃使っていた部屋を改装して子供部屋に。ナチュラルな木をベースに、子供らしい色彩がプラスされている。
夫が子供の頃使っていた部屋を改装して子供部屋に。ナチュラルな木をベースに、子供らしい色彩がプラスされている。
キッチンにいながら家族との会話も弾む。冷蔵庫のステッカーは、お気に入りのアウトドアブランドのもの。
キッチンにいながら家族との会話も弾む。冷蔵庫のステッカーは、お気に入りのアウトドアブランドのもの。
キッチンから眺めるリビング。DI CLASSEのフォレスティペンダントランプが存在感を持つ。奥はベッドルーム。
キッチンから眺めるリビング。DI CLASSEのフォレスティペンダントランプが存在感を持つ。奥はベッドルーム。


シンプルを基調に色をプラス

インテリアはアクタスの家具でシンプルモダンに。

「まだ入社する前だったのですが、キムタクの『ロングバケーション』にアクタスのソファーが出ていて、それを見て衝撃を受けたんです。縁あって働くことになり、家を手に入れてから少しずつ買い足していった感じですね」

エクステンションできるナチュラルな木のテーブルやチェスト、椅子。そこにカラフルなラグやクッションが華を添えている。

「あまりシンプル過ぎてもつまらないと思って。少し色を加えるのが好きなんです」

海君(9歳)、洋君(6歳)のふたりの息子には、それぞれのテーマカラーがあり、フリッツ・ハンセンの椅子なども、それぞれのイメージに近いものがセレクトされている。

「小さい頃から長男には青、次男には緑のものを選んで与えていたら、ふたりとも僕の色はこれ、と決めてしまっていて。だから、お下がりが回らないんですよね」


海君、洋君が生まれたときに1つずつ買った椅子は、宝物。
海君、洋君が生まれたときに1つずつ買った椅子は、宝物。
 
子供のデスクもアクタスのもの。シンメトリーに配置。
子供のデスクもアクタスのもの。シンメトリーに配置。
たくさん買い集めた椅子を壁掛けに。流行りのウォールステッカー、チスパムを使って飾り付け。
たくさん買い集めた椅子を壁掛けに。流行りのウォールステッカー、チスパムを使って飾り付け。
アクタスの小物がアクセントに。おもちゃもナチュラル志向。
アクタスの小物がアクセントに。おもちゃもナチュラル志向。


雨の日も楽しめる家

家の中が温かく、楽しいのは、カラフルな色彩をプラスしていることと、自由な発想にあるのかもしれない。リビング中央には、植物をモチーフにした大きなペンダントランプがユニーク。

「家の中に植物が欲しいと思って育てていたんですけど、うまく育てられないんですよね(笑)。家にいても自然っぽさを感じたり、外にいる感覚が欲しいので、それをカバーするものとして選びました」

子供が大好きなクライミングウォールも、家の中が公園のように楽しくなる工夫。

「壁が汚れてきたので、ベニヤ板を貼って色を塗ったんです。それに足をかける部分を買ってきて取りつけました。子供たちが、雨の日でも外にいる感覚で遊ぶことができるのは、やはり良かったですね」

キッチン前にも黒板が取り付けられていて、子供たちが自由にドローイング。

「もともとここはカウンターだったのですが、飛び出ているのが嫌だったし、カウンターの下が物置きになってしまうので、思い切って取ってしまったんです。それでどうしようかと考えて、ベニヤ板を貼って色を塗って黒板にしました。我が家ではベニヤ板が大活躍です(笑)」


クライミングウォールは子供たちの友達も大喜び。
クライミングウォールは子供たちの友達も大喜び。
キッチンの棚もいろんな色の布を使ってチェンジ。シルバーの取っ手も気になって、木に付け替えた。
キッチンの棚もいろんな色の布を使ってチェンジ。シルバーの取っ手も気になって、木に付け替えた。
キッチン下に取り付けた黒板。子供の絵がインテリアの一部に
キッチン下に取り付けた黒板。子供の絵がインテリアの一部に
2階の玄関にあがる階段。木を使ってナチュラルに。
2階の玄関にあがる階段。木を使ってナチュラルに。


手を加えながら暮らす

その取り付け作業の担当は、電気エンジニアである夫、伸晃さん。

「電気の配線を考えたり、ベニヤを取り付けたり、日曜大工っぽいことはやってくれますね。私が“こんなのどう?”と提案すると、“いいね”と言ってやってくれるので有難いです。いいバランスだと思いますね」

壁に穴をあけたり、造り付けのものを取り外したり、そんなことにもあまり抵抗はないという。

「カウンターを切ったときはちょっと迷いましたけど。でも思い切ってやらないと、変えていくことができないので」

その工夫とDIYで出来上がった楽しい空間に、子供の友達や、会社の友人なども、よく集まってくるとか。

「若い頃に造った家なので、今だったらこうしたいと思ったり、新しい家に憧れたりしたこともありますね。でも思い入れのある家なので、手を加えることで理想に近づけていきたいんです。子供たちの成長など、その時々のニーズに合わせて少しずつ変えていき、自分たちのお城にしていきたいと思っています」


家族の趣味はアウトドア。夫を中心にキャンプ、山登り、自転車、サーフィンなどを楽しんでいる。
家族の趣味はアウトドア。夫を中心にキャンプ、山登り、自転車、サーフィンなどを楽しんでいる。
子供たちはレゴにも夢中。スターウォーズが特にお気に入り。
子供たちはレゴにも夢中。スターウォーズが特にお気に入り。