Column
sports style -2-ファッション×ランニング
EN ROUTE GINZA
ユナイテッドアローズの新業態としてオープンした「EN ROUTE」は、ファッションとスポーツをテーマに掲げたセレクトショップ。シンプルモードなファッションアイテムとスマートなランニングステーション、ランニングウェアやシューズが揃う。今年3月からは毎週火曜にランニングイベントもスタートし、東京のランニングシーンを更に盛り上げる存在となっている。
スタイリッシュなランニングステーション
東京ランナーに人気の高い、皇居。そこから約1kmの場所にオープンしたのが、東銀座の「EN ROUTE」だ。「Wearable Tokyo」をコンセプトに、ランニングプロダクトとファッションアイテムを揃えるセレクトショップ。店内には朝8時から利用可能なランニングステーションを有している。東京のランニングスポット周辺には数多くのランニングステーションが存在しているが、ファッションの観点から編集すべき点を盛り込んだというスタイリッシュなランニングステーションは、ここならでは。ロングコートやスーツなどをシワにならないようハンガーにかけたまましまうことができる高さ180cmを超える大型ロッカーを備えるほか、バスアメニティは洗練されたデザインの自然派スキンケアブランド「イソップ」で統一するなど、こまかなこだわりが感じられる。
また、今年の3月からは毎週火曜夜に「FUN RAN TUESDAY」と銘打ったランニングイベントを開催。「EN ROUTE」をスタート地点に、週替わりのコースを楽しめるイベントだ。スピードや距離をストイックに追求するというよりも、「走る楽しみ」を全員で共有することを目的としているため、東京タワーを往復するコースや、レインボーブリッジを渡るコースなど、夜の東京の魅力が存分に感じられる内容。参加ランナーの前後にはスタッフがつき、ルート案内やペース配分をサポートしてくれるので、初心者ランナーも安心して参加ができる。
コンテンポラリーなランニングウェア・シューズ
2階はランニングステーションの他に、メンズ・レディースのランニングプロダクトのショッピングフロアを展開。ファッションと同じ感覚でランニングを楽しめるよう、快適な走りを可能にする機能性の高いアイテムが揃っている。90年代初頭に誕生したasicsランニングシューズの代表モデル「GEL」シリーズのリモデル版や、柔軟性と自然な履き心地で人気の高いNIKEのフライニットシリーズなど、バラエティに富んだシューズも取り扱っている。因みに「EN ROUTE」のショップスタッフは全員がランニング愛好者。普段からスタッフ自身がランニングに親しんでいるからこそ、時期や目的に合わせた適切なウェア、シューズ選びをアドバイスしてくれる。
シティカジュアルウェア
天井6mを超える吹き抜けの空間に、イエローのパイプが目をひく内装は、スキーマ建築計画の長坂常氏が設計を担当。2フロア合わせて専有面積100坪の大きなスペースはアスレチックジムのような遊び心ある作りで、気持ちのよい開放感がある。店舗入り口の1階は「シティカジュアル」をテーマにしたファッションウェアを展開。オリジナルブランド「EN ROUTE」のほか、「yoshio kubo」や、「PONTI」、「BLISSMAN」など新進気鋭の日本デザイナーのブランドを揃える。ウェア以外にもクラシックなディテールとシンプルなデザインで人気の高いシューズブランド「Amb」や、ストックホルム発のユニセックススニーカーブランド「Eytys」などシューズも取り扱う。また、2階のスポーツウェアと組み合わせて、自由なミックスファッションも楽しめる。「EN ROUTE」は、ファッションとスポーツを切り離すのではなく、それぞれ共存するライフスタイルを提案している。ファッションを入り口に、スポーツに興味をもつようになる人も少なくない。4月24日には、二子玉川店に2号店目をオープンを予定し、ファッションとランニングの楽しさを更に広げてくれそうだ。
東京都中央区銀座3-10-6
03-3541-9020
11:00〜20:00
ランニングステーション
平日8:00〜21:00(最終受付20:00)
土日祝8:00〜20:00(最終受付19:00)
http://instagram.com/enroute_tokyo/
https://www.facebook.com/enroute.tokyo