Design
flower-1-週末限定の花屋
edenworks bedroom
フラワーアーティストの篠崎恵美さんが、代々木上原と代々木八幡のほぼ真ん中に週末限定のフラワーショップをオープン。「ベッドルーム」と名付けられた店名の通り、店の中央にはベッドが置かれ、その上に色とりどりの花が並ぶ。また、さまざまなアーティストと花にまつわるコラボレーションアイテムにも注目。
花の無限大の可能性を提案する
ミュージシャンやアパレルブランドのアートワーク、ショップのメインビジュアルなどさまざまなシーンで活躍するフラワーアーティストの篠崎恵美さんが、元代々木に自身初のフラワーショップをオープンさせた。平日はオフィスとして使用しているこの場所を、週末だけ誰でも立ち寄れるフラワーショップとして開放。店内の中心に据えられたベッドの上に、その時々に仕入れた20種類以上の花が並び、訪れた人が自由に購入することができる。店舗設計を担当したHYOTA・中村俵太氏には、あらゆる可能性に満ちた花の世界観を存分に発揮できるよう移動可能な什器をリクエスト。自由なレイアウトが組めるようになったことで花屋としてだけではなく、花にまつわるプロダクトのインスタレーションスペースとしても利用できるようになった。また、篠崎さんやスタッフのほかに、一緒に物作りをするクリエイターをゲストスタッフとして迎え、仕入れる花もその人たちをイメージして揃えるという楽しい試みもある。
様々なアーティストと作る
花にまつわるプロダクト
edenworks bedroomの特徴の一つが、さまざまなアーティストと作る花にまつわるプロダクトの数々だ。そのアーティストのラインナップを聞くと、イラストレーター、フォトグラファー、グラフィックデザイナー、ブックディレクター、モデルなど本当に幅広い分野の面々。「普段“花”とは直接関わることのない分野の方たちと一緒に物作りをすることで、花の新たな可能性が見い出せます。また、その自由な発想がとても面白いですね」と篠崎さん。例えば、幼い頃洋服を作ることが夢だった篠崎さんと、花屋になりたかったアパレルブランドYEAH RIGHT!のデザイナー井村美智子さんのユニット「La La eden」では、花にまつわる日常着やライフスタイル雑貨などを提案。それぞれのフィールドを生かしたアイデアと、こうだったらいいなという自由な思いで生まれる、固定観念に縛られない物作りを実現している。また、これまで花にあまり縁のなかった人たちにも、写真や陶器、古着などを通じて、新しい花との関わり方を発見できるという。edenworks bedroomではこうした花や植物目線の新たなインスタレーションスペースとして、今後もさまざまなプロダクトやイベントを企画していく。
edenworks bedroom
東京都渋谷区元代々木町8-8 motoyoyogi leaf 2F
営業日:土、日曜(休みの日もあるので事前にHPで確認を)
営業時間:13:00〜20:00