Interior
デザインシェルフ −1−見せる収納こそ
最高のディスプレイ!
“隠す収納”から“見せる収納”へと収納環境が移行し、美しく収納することへのニーズが高まる中、デザインシェルフが、そうしたニーズに応えかつ空間にアクセントを与えるディスプレイとして、今、大いに注目されている。
“好きなものを並べて暮らす”というマインドに応えるデザインシェルフは、そのデザイン性だけでなく、空間を仕切るという機能面でも注目度が高い。今回は、新進気鋭の若手デザイナーによる新作、日本初上陸のブランド、バウハウス時代の復刻シェルフなど、いま注目のデザインシェルフを紹介する。
《WOODY》
木目の美しさを生かしたソープ仕上げのオーク材とスチールの組み合わせが美しいシェルフは、いま最も旬なブランドとして注目を集める、北欧インテリアブランドHAY(ヘイ)によるデザイン。遊び心のあるマルチカラーとシックなグレースケールの2色展開で、見せる収納としてインテリア空間にアクセントを与えてくれる。
《OTO100》
「オートゥーハンドレット」はグラスファイバー製の大小さまざまな筒をランダムに重ね、付属のベルトで固定するユニークな発想のシェルフ。その名の通り、100通りのバリエーションが楽しめるストレージシステムで、組み立て方次第でサイズや形を変えることができる。デンマークデザイン賞を受賞した気鋭の若手デザイナー、ピル・プレデルによるデザインで、北欧デザインに新風を送り込んでいるブランド、muuto(ムート)の作品。muutoは、2006年にデンマークに設立されたインテリアブランド。フィンランド語で「新しい視点」「変革」の意味を持つ。
《S44 BOOK SHELF》
TECTA(テクタ)はバウハウスデザインを継承するブランドで、「アートとテクニックの融合」というバウハウスの造形哲学にこだわり、マルセル・ブロイヤーやミース・ファン・デル・ローエの名作家具などの復刻モデルを制作している。日本初上陸。「S44 BOOK SHELF」はマルセル・ブロイヤーによる名作家具の復刻版。装飾性を省いた洗練されたフォルムが美しく、本をめいっぱい収納してもドイツデザインらしい力強さを放つ。
《MULTIPLANE》
「MULTIPLANE」は、今年のミラノサローネで発表されたジェラルド・マーリのデザインによる壁掛けシェルフ。切り込みを入れ折り曲げられた1枚の金属板のみで構成された合理的な美しさが魅力。製造工程がシンプルで余分な廃材を出さないデザインには、環境にやさしく長期間持続可能というDANESEのフィロソフィーが具現化されている。
《CONSTRUCTIVE UNIT》
建築中の建物の構造の美しさから発想を得たというキャビネット。光の当たり方により映し出されるスチールフレームの影の美しさも魅力だ。メーカーのLandscape Productsは、中原慎一郎氏を中心としたデザインチーム。店舗や住宅の内装デザインを手がけるほか、インテリアショップやカフェも展開。オリジナルの家具は良質な木材を使い、シンプルで機能的な中に独特な空気感を漂わせる。
《POOL》
立て掛けるだけで安定する斬新なアイデアの壁面収納シェルフ。POOLシリーズはスリムなフォルムながら大量の本やCDを収納できるのが特徴。無駄を省いたミニマルなデザインで、スタイリッシュな空間に馴染む。またMID POOLは別売りのジョイント用の棚をセットすればさらに壁面収納を広げることができる。MOXは、家具を中心とするスイス・チューリッヒのデザインブランドで、2007年の日本上陸以来、シンプルかつ個性的なデザインで注目を集めている。
《TWO IN ONE SHELF》
アクタスオリジナルの「TWO IN ONE SHELF」は、2つの箱を組み合わせて使うオープンシェルフ。最大限に広げれば幅153.5cm、重ねて小さくすれば幅 82cmになる。さらに角度も変えられるので、コーナー収納に使うこともできる優れもの。 美しいウォールナットの木目が印象的であらゆる空間にフィットする。
shop list
ACTUS 03-5269-3207
クワノトレーディング 03-5825-3053
CiBONE Aoyama 03-3475-8017
Playmountain 03-5775-6747
MARCS INTERNATIONAL 03-6698-0393
Lampas Inc. 03-3862-6570