Interior
スタッキングチェア − 2 −レイヤードが楽しい
こだわりのスツール
スタッキングチェア後編では、さらにコンパクトに収納できて、ちょっとしたテーブルとしても活躍するスツールを紹介する。誕生から80年を迎えたアルテックのスツール60、三角形が美しいカタチをつくる無垢のスツール、2009年に復刻したアルネ・ヤコブセンデザインのドットスツール、プラスチックで有名なカルテルの チャールズ・ゴースト、柳宗理の名作エレファントスツール、置くだけでアートになるオブジェのようなスツールワンなど、さまざまな空間にフィットするスツールをセレクトした。
《STOOL 60》
3本脚のシンプルを極めたデザインで有名な「スツール60」は、1933年にアルヴァ・アアルトによってデザインされてから80年が経った。
80周年アニバーサリーとして、 アアルトが1933年に手がけた建築、パイミオ・サナトリウムの内装色を再現した6色のパイミオカラーと、ドイツ人クリエーター、マイク・メレーによる脚と座面それぞれ違う色を施した配色スツールが発表された。
《LA TROIS》
北海道産のクルミで作られた3本脚スツール。一辺が430mmの三角形の座面が特徴で、6脚までスタッキングが可能。合わせて並べれば6角形、重ねれば多角形の美しいカタチをつくる個性的なデザイン。
工房宮地は、デザインから制作までのすべてを 木工作家、 宮地鎮雄氏の手作業によって制作している。
工房宮地は、デザインから制作までのすべてを 木工作家、 宮地鎮雄氏の手作業によって制作している。
《Charles Ghost》
家具デザインや有名ホテルの内装、建築まで手がけるフィリップ・スタルクデザインのポリカーポネート製スツール。丸みを帯び、穏やかにカーブしているシートと脚は1800年代のクラシカルスツールを表現している。モダンな素材とクラシカルな雰囲気を併せ持ち、積み重ねたときに独特の美しさをつくる。
Kartell(カルテル)は、50年以上の歴史を誇るイタリアの家具メーカーで、モダンなカラーリングのプラスチック製品で知られている。
《DOT™》
1953年にデンマークの巨匠アルネ・ヤコブセンによってデザインされたスタッキングスツール。後に廃番となるが、多くのアンコールに応え2009年に待望の復刻。シンプルを極めたレトロなデザインなので、単色で揃えても、さまざまな色をミックスして重ねても楽しい。
《Elephant Stool》
象脚が印象的なスツールは、1954年に柳宗理によってデザインされた名作。デザイン誕生から50周年を迎えた2004年、21世紀も愛され続けるプロダクトとして、スイスの家具メーカーVitra Design Museum(ヴィトラデザインミュージアム)から再復刻した話題のスツール。重ねてもスマート、またスツールとしてだけでなくサイドテーブルとしても活躍しそうだ。
《Stool-One》
三角形のモジュールからデザインしたオブジェのようなスツール。屋外でも使用できて、蜂の巣のような複雑なデザインでありながら4脚までスタッキング可能だ。また、重ねればさらに独創的なカタチをつくり出す。
多くの作品がNYのMoMA美術館等のパーマネントコレクションに選定されているインダストリアルデザイナー、 KONSTANTIN GRCIC(コンスタンチン・グルチッチ)によるデザイン。
shop list
アルテック東京オフィス 03-6427-7468
hhstyle.com 青山本店 03-5772-1112
工房宮地 0166-82-2167
sempre.jp 03-6407-9061
フリッツ・ハンセン日本支社 03-5778-3100
Magis Japan 0120-945-512