Renovation
逗子の平屋をリノベーション古い梁のぬくもりが心地良い
北欧の家具が似合う家
小坪の集合住宅から戸建てへ住み替え
築48年の平屋をリノベーションした渡辺秀樹さん・悦子さんご夫妻。以前は同じ逗子市小坪の逗子マリーナ近くのマンションにお住まいだったそう。
「いつかは戸建てに住みたいという思いがありました。このエリアの雰囲気がとても気に入っていたので、同じ小坪内でリノベーションができる物件を探しました」
そして、そのチャンスは意外と早く訪れる。
「住み替えの相談をしていた、『エンジョイワークス』から、小坪に平屋の物件が出ましたと連絡がありました。見に行ってみると、高台に建つ平屋の家は日当たりもよく、風通しも良さそうでいい雰囲気でした。住んでいたマンションも納得できる値段で売れたので、トントン拍子に話が進みました。ひと部屋を建て増しして床面積を確保。庭の一部に駐車場を造成することで私たちの暮らしに必要な条件も揃いました」
古い梁が白い壁に映える
北欧家具に、アフリカの小物や中近東のラグ、ヨーロッパの照明器具などをミックスするインテリアのスタイルがお気に入りという渡辺さん。家は伊豆高原の平屋の吉村順三のモダンな別荘をイメージしてリノベーションすることに。リノベーションも『エンジョイワークス』の建築家にお願いした。
「古い梁はそのまま残し、天井や柱はすっきりと白にしました。明るい日差しをたっぷり取り込めるよう窓はなるべく大きくとりました」
古い丸太と新しい木材がミックスした味わいの深い梁が、白い壁と天井をバックに、イノセントな表情を作る。
「リビングの二面の壁を、『COAT KAMAKURA』にお願いしてペイントしていただきました。TVを設置した面とセルジュ・ムイユの照明器具がある面です。ガラスの粒が入った塗料は、光が当たるとほんのりと輝きます。朝日の射し込む壁はとても綺麗です」
「ハワイが大好きなので、東京に住んでいた時は海を感じるインテリアにしていたのですが、逗子に来てからは好みが変わりました。3度の住み替えを経験して、インテリアのテイストが変わって家具を買い換える際、いい家具を買っておけば売ることも可能だということがわかりました」
心境の変化に合わせて家を住み替える渡辺夫妻。家を購入したら長く住み続けなければならないという固定観念に縛られることのない、軽やかな住まいとの付き合い方を改めて教えてくれる。