ケトル −1−使い勝手がよく美しい名作ケトル7選

ケトル −1−使い勝手がよく美しい
名作ケトル7選

朝一番からお茶の時間、食事の支度まで暮らしの道具として欠かせないケトルは、長く愛用できるお気に入りを見つけたいもの。前編では使い勝手がよく美しいデザインに注目。フィンランドの家庭で長年愛用されているOPA社のステンレスケトルや、アレッシィのミニマルなステンレスケトル、レトロな佇まいが印象的な野田琺瑯のランブルポット、月兎印の琺瑯スリムポット、小笠原陸兆氏が手がけた鉄瓶、日本製の銅之薬缶など、機能美に優れた名作をご紹介。

《ステンレスケトル Mari》

マリ ステンレスケトル φ185 H180mm  1.5L ¥11,000 OPA (CIBONE Aoyama)

マリ ステンレスケトル φ185 H180mm 1.5L ¥11,000 OPA (CIBONE Aoyama)


1926年創業フィンランドOPA社のステンレスケトル「Mari」。持ち手の四角いラインと蓋の丸いラインが美しく調和したモダンなフォルムは、40年近く変わらないデザインのまま、いまでもフィンランドの家庭で愛用されている名作。北欧ファンを魅了した映画「かもめ食堂」の印象的なシーンでも使われていたことでも知られる。錆びにくく、耐蝕性、耐久性に優れ金属特有の臭いが少ない18-8のステンレスを使用し、直火とIHに対応。2016年にはグッドデザイン賞を受賞。審査委員によるコメントでは「70年代にフィンランドで生まれたという、ステンレスケトル。コーヒーをいれる文化の中で生まれたからか、蓋には小さな突起がついており、傾けた際にもとれることはない。素材の使い方など、余計な装飾などは一切なく、必要最低限の機能性のみを忠実に積み重ねた結果、美しく愛らしいフォルムに仕上がっている。長く愛されている製品が持つ、潔く完成度の高いデザインであるといえる」と評された。


《ALESSIのステンレスケトル》
イル・コニコ φ220 H220mm 容量2L ¥35,000 ALESSI SHOP 青山

イル・コニコ φ220 H220mm 容量2L ¥35,000 ALESSI SHOP 青山

9091 φ165 H190mm 容量2L ¥43,000 ALESSI SHOP 青山

9091 φ165 H190mm 容量2L ¥43,000 ALESSI SHOP 青山


イタリアの巨匠建築家アルド・ロッシが手がけたケトル「Il Conico(イル・コニコ)」。ステンレスの素材を最大限に活かしたミニマルな円錐型は、ロッシの建築デザインにも多く存在するフォルムで、コンテンポラリーなイメージがまさにイタリアンモダン。置いてあるだけでも美しいオブジェのようにキッチンを飾ってくれる。ドイツ出身のデザイナー、リチャード・サパーが手がけた名作「9091」ケトルは、注ぎ口に真鍮製ホイッスルが付けられたユニークな発想で、湯が沸き上がると「ミ」と「シ」の美しい和音を奏でる。通常は調音に利用される小さなパーツをドイツのシュヴァルツヴァルト地方の楽器職人の手によって特別生産。水は注ぎ口から入れる構造で、完璧なフォルムを完成させた。


《野田琺瑯のランブルポット》

ランブルポット W240 D140 H220mm  1.7L ¥5,500 野田琺瑯 (リビング・モティーフ)

ランブルポット W240 D140 H220mm 1.7L ¥5,500 野田琺瑯 (リビング・モティーフ)


レトロな佇まいが印象的な野田琺瑯の「ランブルポット」は、銀座の老舗珈琲店カフェ・ド・ランブルから「お湯を1滴、2滴と置くように注ぐことのできる湯口を」という、こだわりの依頼を受け実現したコーヒーポット。鶴のような独特の形状に仕上げられた注ぎ口は、下唇が長く少しずつ細くなり、先端は少しだけ下向きにめくれている構造のため、お湯の注ぎを自在にコントロールしながらも、湯切れもよくぴたっと止まる。究極のドリップポットとしてコーヒー愛好者からプロまで幅広く愛用されている名作。


《月兎印の琺瑯ポット》
スリムポット(ホワイト) W195 D95 H160mm  0.7L ¥3,500 W225 D115 H195mm  1.2L ¥4,000 ともに月兎印 (free design)

スリムポット(ホワイト) W195 D95 H160mm 0.7L ¥3,500 W225 D115 H195mm 1.2L ¥4,000 ともに月兎印 (free design)

スリムポット(ブラック・レッド・ブルー・ブラウン) W195 D95 H160mm  0.7L ¥3,500 W225 D115 H195mm  1.2L ¥4,000 以上月兎印 (free design)

スリムポット(ブラック・レッド・ブルー・ブラウン) W195 D95 H160mm 0.7L ¥3,500 W225 D115 H195mm 1.2L ¥4,000 以上月兎印 (free design)


1980年に誕生した野田琺瑯社製の月兎印スリムポット。琺瑯製品は金属イオンが発生しないので水質を変えることなくお湯を沸かすことが可能なため、コーヒー、紅茶、日本茶をおいしく淹れる事ができ、流れるように伸びる細い注ぎ口は、コーヒーをおいしくドリップするのに最適。そして、最大の特徴は豊富なカラーバリエーション。モダンな印象のホワイトやブラック、パッと目を引くビビッドなレッド、レトロな雰囲気のブルーやブラウンなど、琺瑯ならではの色味も魅力。デザインは日本を代表するプロダクトデザイナー山田耕民氏が担当。どこかノスタルジックな雰囲気と琺瑯のあたたかな色味で、誕生から30年以上経ったいまでも親しまれている。サイズは0.7Lと1.2Lの2種類、直火にも対応するのでアウトドアにもオススメ。


《小笠原陸兆の鉄瓶》
鉄瓶 小丸 W180 D155 H210mm 1L ¥15,000 小笠原鋳造所(niguramu)

鉄瓶 小丸 W180 D155 H210mm 1L ¥15,000 小笠原鋳造所(niguramu)

ころんと丸いフォルムが愛らしい小丸。曲線に輝く鋳鉄の鉄肌も美しい。

ころんと丸いフォルムが愛らしい小丸。曲線に輝く鋳鉄の鉄肌も美しい。


鉄瓶 末広 W195 D158 H210mm 1L ¥15,000 小笠原鋳造所(niguramu)

鉄瓶 末広 W195 D158 H210mm 1L ¥15,000 小笠原鋳造所(niguramu)

末広は、直線的でモダンなデザインが魅力。

末広は、直線的でモダンなデザインが魅力。


モダンデザインの製作もこなす日本のクラフトデザインの草分けとなった南部鉄器職人、小笠原陸兆氏による鉄瓶。鉄瓶で沸かしたお湯は甘くまろやかになり、自然に鉄分補給できるので代謝アップ等に効果的な白湯にオススメ。また、日本茶や紅茶、ハーブティーなど繊細なお茶をより一層美味しく淹れることもできる。手入れが難しいと思われがちな鉄瓶のサビ対策は、使用後すぐに蓋をずらして余熱で乾かし、それでも溝などに水気が残る場合は火にかけて水分を飛ばす。持ち手は熱くなるのでミトンもお忘れなく。そういった所作やお手入れ、経年変化を楽しむのも鉄瓶の醍醐味。


《銅之薬缶》
銅之薬缶 φ200 H150mm 2.18L ¥18,000 東屋 (CIBONE Aoyama)

銅之薬缶 φ200 H150mm 2.18L ¥18,000 東屋 (CIBONE Aoyama)

銅製のやかんをリコメンド。日本製の銅之薬缶は、使い込むほどに赤金色から深みのある飴色へと風合いを増すので、経年変化も楽しみながら長く愛用できる。使い始めの光沢が美しい赤金色はモダンな雰囲気、使い込むうちに変化する鈍く深みのある飴色は骨董品のようなノスタルジックな雰囲気に、さまざまな表情を楽しめる。銅は薬缶にするのに適した金属で、熱伝導に優れ、抗菌作用や塩素を分解する作用も。大き過ぎず程よいサイズで、本体は軽量なので取り扱いも楽。そのままテーブルに出してもサマになる。


shop list

ALESSI SHOP 青山 03-5770-3500 
CIBONE Aoyama 03-3475-8017 
niguramu 076-255-2695 
free design 0422-21-2070 
リビング・モティーフ 03-3587-2784 

商品価格は、消費税別の本体価格です。