Renovation
インテリアデザイナーの自邸 サーフィンを中心に考えた
鎌倉のリノベーション住宅
濡れた足で歩ける土間
「モアデザイン」で店舗デザインを中心に、数多くの物件を手掛けてきたインテリアデザイナーの山口大輔さん、昌愛さんご夫妻。お二人ともサーフィンにすっかり魅了され、6年前に3匹の愛犬とともに都内から鎌倉・由比ヶ浜近くに移住した。海まで自転車で約5分、サーフ天国な家だ。
「当時、そろそろ家を買いたいなと考えていました。都内より、波乗りができる場所がいいと鎌倉に狙いを絞りました」
サーフィンのためにリノベーションをした家なので、サーフボードの置き場と、海から上がった際の動線を確保するために、庭だった場所に土間部分を建て増しした。海から帰ったら庭でシャワーを浴び、濡れた足で土間を歩いてもまったく問題ない。
ダイニングやリビングからも見ることができる美しい柄が施されたロングボードは、メキシコでアーティストにオーダーしたもの。
「メキシコではバハカリフォルニアでサーフトリップもしました。美しい海とサボテン以外はなにもない場所(笑)。日本とのギャップを存分に楽しみました」
オリジナルな無国籍インテリア
○○風、○○スタイルの家と括られる空間にはしたくなかったという山口さん。サーフィンをするための家なのだが、いわゆるサーフスタイルの家ではないのだ。山口さんのセンスに彩られた、オリジナルな山口スタイルの家だ。
「さっぱりとした家より、ゴチャゴチャしているほうが好きなんです」
山口さん宅には豹柄アイテムがとても多い。ラグマット、ビーチサンダル……階段に置かれたスケートボードも豹柄だ。
2階は元々の間取りを活かしてリノベ
1階は大きく手を入れてリノベーションをしたが、2階はもともとの部屋を活かして手を加えたという。
「仕事部屋はもと和室です。無理に洋に寄せるのではなく、壁紙などで和の名残りMIXを楽しんでいます」