Style of Life

色を味わうリノベーション ペルシャ絨毯の美しさを
贅沢に楽しむ家

色を味わうリノベーション ペルシャ絨毯の美しさを 贅沢に楽しむ家

ペルシャ絨毯でコーナーを作る

伝統的な手紡ぎ・草木染で作られるミーリー工房のペルシャ絨毯を扱う白金の日本総代理店『Miri Collection』のオーナー、ソレマニエ フィニィ アミールさんは、沙莉さんとお二人のお嬢さんの家族4人暮らし。築17年の世田谷区内の建物をリノベーションし、昨年の冬に越してきた。
「実は別の新築の建売りの購入がほぼ決まりかけていたのですが、踏ん切れずにいた時に偶然見つけたのがこの家でした。妻の実家からも近く、築浅で広さも申し分なかったので、購入を即決しました。ラッキーな出会いでした」

ほとんど間取りは変えていないが、水漏れしていたバスルームを作り直し、壁やタイルや床材を変えて色を楽しむ家にした。

もちろん家には美しいペルシャ絨毯がいろいろな場所に敷かれている。
「絨毯はコーナーを作るように敷くのがオススメです。2階のリビングは、ソファのコーナー、カメのコーナー、ドラムのコーナーと、絨毯を使って区切っています。カーペットはソファの前に小さく敷かず、大きく敷いてみてください」

ペルシャ絨毯でソファのあるくつろぎスペースを作る。フローリングはヘリンボーンを採用。ソファはカーフのもの。ヴィンテージのガラスのコーヒーテーブルはロン・ハーマンで。
ペルシャ絨毯でソファのあるくつろぎスペースを作る。フローリングはヘリンボーンを採用。ソファはカーフのもの。ヴィンテージのガラスのコーヒーテーブルはロン・ハーマンで。
ミニチュアシュナウザーのティモくんはペルシャ絨毯のローソファがお気に入り。19世紀まで行われていた草木染と職人の手仕事を復活させたミーリー工房のペルシャ絨毯はほんとうに美しい。
ミニチュアシュナウザーのティモくんはペルシャ絨毯のローソファがお気に入り。19世紀まで行われていた草木染と職人の手仕事を復活させたミーリー工房のペルシャ絨毯はほんとうに美しい。
折り上げ天井を飾るライトはアミールさんの自作。
折り上げ天井を飾るライトはアミールさんの自作。
ヘルマンリクガメのカイちゃんのおうちの下にも絨毯を。
ヘルマンリクガメのカイちゃんのおうちの下にも絨毯を。
淡いブルーに塗った階段を上がった先に、リクガメの水槽がある。
淡いブルーに塗った階段を上がった先に、リクガメの水槽がある。
リビングの一角に絨毯を敷いてドラムセットのコーナーを作った。お嬢さんがドラムを叩くのが大好きなのだとか。
リビングの一角に絨毯を敷いてドラムセットのコーナーを作った。お嬢さんがドラムを叩くのが大好きなのだとか。

たくさんの色を楽しむ

壁の色を部屋ごとに変えているソレマニエ フィニィ邸。壁の色が、ペルシャ絨毯の豊かな色彩を引き立てる。
「壁の色は『LIVING with COLOUR』という本を参考にしました。この本が『FARROW&BALL』というペイントと壁紙を作っているイギリスのメーカーのものだと後から気づきました(笑)」

お嬢さんの部屋は生き生きとしたグリーン。
お嬢さんの部屋は生き生きとしたグリーン。
主寝室の壁はテラコッタカラーに。
主寝室の壁はテラコッタカラーに。
玄関ホールはイエロー。主寝室はドアが2箇所あり、回遊できるようになっている。
玄関ホールはイエロー。主寝室はドアが2箇所あり、回遊できるようになっている。

タイルにもこだわりを

「リノベーションは『ボウクス』にお願いしました。感覚も合うし、タイルをメインに扱う会社なので、おもしろいタイルを提案してくれました。バスルームやキッチンのタイルは、とても気に入っています」

アイランドキッチンはもともとあったものを活かした。ダイニングテーブルと食器棚はペニー・ワイズのアンティーク。
アイランドキッチンはもともとあったものを活かした。ダイニングテーブルと食器棚はペニー・ワイズのアンティーク。
表面に表情のあるイタリア製のタイル。
表面に表情のあるイタリア製のタイル。
バスルームには海を思わせる色のタイルを。
バスルームには海を思わせる色のタイルを。
洗面所は明るい白のタイルに。
洗面所は明るい白のタイルに。
「庭はウッドデッキとタイルのどちらにするか迷ったのですが、メンテナンス不要のタイルにしました」
「庭はウッドデッキとタイルのどちらにするか迷ったのですが、メンテナンス不要のタイルにしました」